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一級建築士を取って転職するなら次は設計事務所より工務店がいい理由

その他

一級建築士をとったら次はキャリアアップを目指しましょう。

今いる会社でキャリアアップできるならいいのですが…

将来的に独立することを目指すのであれば、他の会社に転職することをお勧めします。

一級建築士を取ったら次はどこに転職した方がいいにゃ?

転職するのであれば、設計事務所より工務店のような施工を行う会社の方が独立するまで早いと私は思います。

私もそうでしたが、店舗設計にいた頃は設計施工を一貫して行なっている会社にいました。

店舗設計といっても純粋な設計事務所ではなく、施工部がメインで設計は営業資料や施工図面を主に製作していました。

施工部が会社内にあると設計事務所では得られない経験が積めるのでおすすめです。

今回の対象者は以下の人たちに向けて記事を書いています。

・一級建築士になって次の転職先を探している人

・転職先を設計事務所以外にしてもいい人

上記の方々に対して、一級建築士になったら次の転職先は工務店がいい理由についてご紹介します。

この記事で工務店に転職して一級建築士として活躍する人が少しでも増えてくれれば幸いです。

転職先は工務店がいい理由

私なら、一級建築士をとったら次の就職先は工務店をお勧めします。

施工部が会社内にあると設計事務所では得られない経験が積めるからです。

工務店で得られる代表的なことは以下になります。

・職人さんとの信頼関係
・建築のコスト感覚
・社長の営業スキル
・現場の納め方
・改装工事の知識

どれも独立してからとても役に立つ事ばかりだと思います。

職人さんとの信頼関係

転職先は工務店がいい理由の一つ目は、職人さんとの信頼関係が得られることです。

設計施工の会社にいると設計図面の一本の線が職人さんの手間に直結している事を実感できます。

職人さんが働きやすいように掃除や片付け、次の工程の準備などを行うことで職人さんとの信頼関係を築くことができます。

そこで築いた信頼関係があると、いざ現場でトラブルが起きても無償で対応してくれたりします。

設計事務所として独立してからも、何かと相談に乗ってくれたり仕事のお世話までしてもらえたり…

設計事務所あがりの現場監理人だと職人さんたちの苦労を知らないので、

現場でトラブルが起きても設計事務所としての立場を優先して無茶なことをさせてしまい、うまく現場が納まらないことが多いです。

設計事務所の所員は現場の場数を踏んで少しずつ経験を積んで学んでいくことなのですが…

工務店に転職すれば一気に学ぶことができます。

担当した現場でトラブルが起きた場合、

その対処を職人さんに頼んだけど断られれば、自分の体を動かして現場を納めるしかない場面が多々あります。

そんな経験の積み重ねが良い設計するのに必要なことだと思います。

建築のコスト感覚

転職先は工務店がいい理由は、建築のコスト感覚が得られることです。

工務店に設計部に転職すると設計した図面がすぐに見積もられるので、建築のコスト感覚が嫌でも身につきます。

工務店で設計の数をこなせば、自分の設計したものがいくらになるのかなど、予算内での設計デザインが出来るようになります

建築のコスト感覚は実際に自分で工事見積もりを作ってみないと学ぶことはできないと思います。

組織設計事務所の積算部署にいるのであれば学ぶことはできるのですが…

アトリエ系の設計事務所だとなかなかそこまでやるところは少ないと思います。

建築のコスト感覚があるとクライアントの予算からどのくらいの仕様にしたらいいのかがわかるので設計するのにとても役にたちます。

社長の営業スキル

転職先は工務店がいい理由は、社長の営業スキルが得られることです。

設計部はクライアントとの打合せで社長や営業と動くことが多いので、営業スキルを間近で見て学ぶことができます。

営業スキルは設計事務所を開業してからとても役に立ちます

もちろん、自分に向いている営業方法があるので一概に役に立つとは言えないのですが…

私の場合は店舗設計にいた頃の社長の営業スキル、トーク力がとても勉強になりました。

それは、会話の先を読みながら、たとえ話を多用して、時にはスケッチをその場で描くパフォーマンスをしながら、クライアントを魅了していくやり方でした。

仕事をとるためにはこのような営業スキルも必要なのだと痛感させられました。

独立してから自分に合った営業方法を学んでいくよりも、実際の打合せでの社長の営業スキルを間近で見ることはとても勉強になると思います。

現場の納め方

転職先は工務店がいい理由は、現場の納め方がわかることです。

工務店にいると実際に現場を担当するので、引渡しまでの現場の納め方を一通り学ぶことができます。

現場の納め方とは施工管理のことです。

施工管理とは工程管理、原価管理、品質管理、安全管理のことです。

・工程管理
工事が納期までに完了するためのスケジュール調整のこと

・原価管理
建設現場にかかる費用を算出して予算内に収めること

・品質管理
構造物が仕様書通りの作業で規格を満たすための管理のこと

・安全管理
現場での事故防止のために安全に配慮する業務のこと

実際の現場での施工方法や使う材料、職人の手配、スケジュール調整、工事にかかる金額、職人さんが安全に作業できるために配慮するなど、

工務店で担当する現場では、全てを管理するのでとても勉強になります。

改装工事の知識

転職先は工務店がいい理由は、改装工事の知識が得られることです。

工務店の大きさにもよりますが、中小企業の場合は改装工事を請負う場合も多くあります。

実際の現場を担当することで、建物の痛み具合や対処法を知ることができます。

この改装工事は建設業許可のいらない工事を請け負う際にとても役に立つ知識になります。

設計事務所なのに工事を請負ってもいいの?

後述しますが、建設業許可のいらない軽微な建設工事内であれば個人事業主でも工事を請負うことができます

設計事務所として工事まで請負うことは設計料を工事費に含めることができるので、

他の設計事務所より安い設計料をクライアントに提示することができるメリットがあります。

改装工事の知識はとても役に立つので工務店でぜひ学んでおきましょう。

独立してからの強みになる

前述したことを経験すると独立後に他の設計事務所とは大きなアドバンテージを得ることができます。

設計事務所として独立してからの強みになることの代表的な事柄は以下になります。

・工務店からの仕事の依頼
・施工もできる設計事務所
・手の内を知っている

工務店からの仕事の依頼

設計事務所として独立してからの強みの一つ目は、工務店からの仕事の依頼がくることです。

設計事務所として独立した場合は勤めていた会社の設計部で手が回らない時などの仕事の依頼がきます。

外注としての安定的な仕事の依頼につながるのでなるべく請負うようにしましょう。

しかしながら、違法建築などで会社として手がつけられない仕事も来るので自分が不利にならないための見極めが必要です。

私の経験からですが、断ってしまうと関係を作れるチャンスがなくなります。

断る際は関係が拗れないようにうまく断りましょう。

工務店からの仕事の依頼は外注費として安くしろとたたかれる場合もありますが、設計事務所の経営を安定させるためにも続けた方がいいと思います。

施工もできる設計事務所

設計事務所として独立してからの強みは、施工もできる設計事務所になれることです。

職人さんとの信頼関係があれば工事を請け負うこともできます。

設計事務所(個人事業主)として請負うことができるのは、建設業許可のいらない軽微な建設工事の範囲内となります。

軽微な建設工事とは以下の条件に該当する工事のことです。

■建築一式:請負金額1,500万未満、延床面積150㎡未満の木造住宅

■専門工事:請負金額500万未満

設計事務所として工事の一部を自社で行えば、ひと物件で設計料以外の利益が得られるのでその分、設計料を安く見せることができます。

これは他の設計事務所より安い設計料をクライアントに提示することができるといったメリットがあります。

手の内を知っている

設計事務所として独立してからの強みは、工務店の手の内を知っていることです。

工務店経由で設計事務所を開業すると施工会社の手の内を知っているので他の設計事務所よりアドバンテージを得ることができます。

施工会社がどこで利益を取っているのかが見積りを見れば分かるので、

設計事務所として相見積もりの時に、その部分を指摘して価格を交渉することができます。

施工会社としては厄介な設計事務所ですが…

クライアントにとって根拠のある価格交渉ができる設計事務所は信頼できると思います。


以上が、私が考える工務店に転職して働いた経験が設計事務所を開業してからとても役に立つこととなります。

まとめ

今回は一級建築士になって次の転職先を探している人や転職先を設計事務所以外にしてもいい人に対して、

一級建築士になったら次の転職先は工務店がいい理由についてご紹介してきました。

まとめると以下になります。

■工務店で得られるもの

・職人さんとの信頼関係
・建築のコスト感覚
・社長の営業スキル
・現場の納め方
・改装工事の知識

■独立してから強みになること

・工務店からの仕事の依頼
・施工もできる設計事務所
・手の内を知っている

工務店を経由して設計事務所を立ち上げる強みについて紹介してきましたが、

設計事務所でしっかりと経験を積んでいることが前提になります。

設計事務所に就職

一級建築士取得

工務店に転職

設計事務所を開業

というのが強みのある設計事務所を開業するために必要な流れだと考えています。

これが正解というわけではないので、あくまでも参考までに…

この記事で工務店に転職して一級建築士として活躍する人が少しでも増えてくれれば幸いです。

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