暗闇のなかでもキラリと光る!

あなたのところは大丈夫?ブラックな設計事務所に共通する特徴

その他

私は今まで多くの設計事務所で働いてきました。

学生時代はフリーランスとして設計事務所でアルバイトを続け、

卒業後は設計事務所に3回転職しました。

そんな経験からブラックな設計事務所に共通する特徴がわかるようになりました。

ブラックな設計事務所に共通する特徴ってなんだにゃ?

ブラックな設計事務所に共通する特徴は

・代表が建築士でない
・建築士の在籍が少ない(3人未満)
・設計・施工一貫で施工が優位
・法律を遵守しない
・アフターフォローをしない


などの特徴があります。

今回の対象者は以下の人たちに向けて記事を書いています。

・自分のいる設計事務所がブラック体質かどうか分からない人

・ブラックな設計事務所の特徴を知りたい人

上記の方々に対して、私の経験からブラックな設計事務所に共通する特徴をご紹介します。

この記事がブラックな設計事務所で働くことを見直すきっかけになってくれれば幸いです。

ブラックな設計事務所の特徴

ブラックな設計事務所に共通する特徴は以下になります。

・代表が建築士でない

・建築士の在籍が少ない(3人未満)

・設計・施工一貫で施工が優位

・法律を遵守しない

・アフターフォローをしない

代表が建築士でない

ブラックな設計事務所に共通する特徴は、代表が建築士でないことです。

代表が建築士でないと設計事務所としての責務を軽んじる傾向があるからです。

意外に聞こえるかもしれませんが、代表は建築士でなくても設計事務所を開設することができます。

その場合、事務所を専任で管理する[管理建築士]が必要となります。

この[管理建築士]の1級、2級の資格種別によって[○級建築士事務所]と呼び名が違ってきます。

この代表が建築士でないケースの場合は注意が必要です。

代表は仕事を取ってくるために、お客さんとの打合せがメインとなるわけですが、

建築士としての知識がないがゆえに法的にアウトな案件も引き受けてしまうケースがあります。

[管理建築士]が打合せに同席できればその場でアドバイスできるのですが、

設計事務所の案件数が多いとでなかなか同席できない場合が多いです。

代表が建築士としてしっかりと経験をつんでいる会社や、

設計事務所としての管理体制がしっかりしている会社を選ぶようにしましょう。

建築士の在籍が少ない(3人未満)

ブラックな設計事務所に共通する特徴は、建築士の在籍が少ない(3人未満)ことです。

建築士の在籍が少ないと建築基準法に適合しているかのチェックが疎かになってしまうからです。

私も実際に建築士の在籍数が少なかった設計事務所にいましたが、

忙しいとき週に3件ほどの案件をかかえていたので、他の人の案件の法チェックまで手が回らないこともありました。

建築士の在籍数が少ない設計事務所では当然ですが、法チェックが追いつかないケースが出てきます。

また、建築士の在籍数が少ないと建築士を取ったばかりの自分自身に全て厄介な仕事をふられてしまうケースが多くなるので、

少なくとも3人以上の建築士が在籍する設計事務所を選ぶようにしましょう。

設計・施工一貫で施工が優位

ブラックな設計事務所に共通する特徴は、設計・施工一貫で施工が優位なことです。

設計・施工一貫で施工が優位なところは設計事務所としての体制が取れていないケースが多いからです。

私も設計・施工一貫の店舗設計事務所で働いたことがありますが、

施工が優位な会社だと施工側が工事予算を握っているので、

施工優先の納まりや材料選定になってしまいがちで設計側の意見が反映されないケースが多いです。

また、施工主導で進められる現場では図面作成や法チェックがおろそかになりがちで、やり直しや材料のロスも多いです。

設計・施工一貫で行う会社の場合は、設計より施工が優位かどうかはなかなか外からだと判断しずらいのですが、

法的に難しい建物を建てている実績があるかなどで判断するようにしましょう。

※外注の設計事務所を使っているケースもあるので見極めは難しいです。

就職してからこの会社は施工が優位だと感じたら早めに転職を考えましょう。

法律を遵守しない

ブラックな設計事務所に共通する特徴は、法律を遵守しないことです。

法律を遵守しない設計事務所は問題が起きた時にそれを設計した建築士に責任が及ぶケースがあるからです。

法律を遵守するのはあたり前なのですが、既存不適格建築物などなかなか正当な方法では手がつけられない案件もでてきます。

その場合の案件をどのように会社が対処するのかでブラックかどうか判断しましょう。

また[○級建築士事務所]として事務所登録しているかも判断基準となります。

法律を遵守しない設計事務所の場合は、資格を持っている自分自身に火の粉が降りかかってきます。

建築士事務所として事務所登録していれば安心というわけではありませんが、

設計事務所としての社会的な責任をしっかりと認めていることになるので、法律を遵守しない場合は罰則が用意されています。

アフターフォローをしない

ブラックな設計事務所に共通する特徴は、アフターフォローをしないことです。

アフターフォローをしない会社はメンテナンスのことまで考えていない設計になりがちだからです。

会社の過去の実績からいまでも付合いがありアフターフォローしている案件がどのくらいあるのかでブラックかどうか判断できます。

店舗の場合は5~10年以内に改装するのが一般的ですので、しっかりとアフターフォローしていれば同じ会社で工事を行うと思います。

やりっぱなしの会社ではその先の仕事につながらないので営業がいくらがんばったところでだんだんと案件数が少なくなります。

アフターフォローがしっかりとしていて、安定した顧客がいる設計事務所を選びましょう。

働く環境がブラックな設計事務所

働く環境がブラックな設計事務所の特徴は以下になります。

・労働時間が長い

・意思決定が遅い

・相談できる人がいない

労働時間が長い

働く環境がブラックな設計事務所の特徴は、労働時間が長いことです。

労働時間が長いことが設計事務所として当たり前になっている場合が多いです。

設計の仕事はいくら時間があっても終わることのない仕事です。

しかしながら、決められた労働時間内で仕事を終えられないのであれば、仕事のスケジュールを考え直した方がいいと思います。

プレゼンのために無理なスケジュールで仕事が進められるのは労働時間が長くなり非効率な仕事の進め方だと思います。

意思決定が遅い

働く環境がブラックな設計事務所の特徴は、意思決定が遅いことです。

意思決定が遅いと仕事の進め方で無駄な時間ができてしまうことが多いです。

設計事務所としての意思決定が担当者にある程度任せられているのであれば、

ある程度、自分のペースで仕事を進めることができるのですが、

上司の判断が必要な場合など、上司の意思決定が遅いとそれ以上仕事が進められなくなります。

意思決定が遅い場合は、判断材料をしっかりと準備していつまでに判断してほしいかをしっかりと伝えましょう。

相談できる人がいない

働く環境がブラックな設計事務所の特徴は、相談できる人がいないことです。

会社の先輩や上司に相談できればいいのですが、その体制が整っていない場合があります。

私の場合もいきなり管理建築士になったので、設計事務所としての運営の仕方など相談する人がいなくてとても苦労しました。

結局、私の場合は外部の設計事務所に相談しましたが…

しっかりとした会社の体制が整っていない設計事務所の場合は注意した方がいいと思います。

ブラックな会社で得られるもの

ブラックな設計事務所の特徴や働く環境を見てきましたが、ブラックな設計事務所でしか得られないものもあります。

ブラックな設計事務所で得られるものは以下になります。

・早い段階での知識や経験

・法チェックが早くなる

・仕事のスキルが得られる

早い段階での知識や経験

ブラックな設計事務所で得られるものは、早い段階での知識や経験です。

ブラックな設計事務所は組織としての体制が整っていないので、所員ひとりひとりに対しての仕事の範囲や責任が大きくなる傾向があります。

若いうちにブラックな設計事務所で働くと、同期よりも早い段階での知識や経験が得られるメリットがあります。

私も若いうちにいろんな経験をしたので、同窓会で会う同期との実力の差を感じました。

早い段階での知識や経験は、自分の仕事に対する自信につながるのでその後の人生が大きく変わると思います。

法チェックが早くなる

ブラックな設計事務所で得られるものは、法チェックが早くなることです。

特に建築士の在籍数が少ない設計事務所の場合は、

全案件を自分自身が法チェックを行わなければならないため、自然と法チェックが早くなると思います。

もちろん、基準法の逃れ方のテクニックも学ぶことができます。

法チェックが早くなることで、より多くの仕事をこなせるようになるので得られるメリットは大きいと思います。

仕事のスキルが得られる

ブラックな設計事務所で得られるものは、仕事のスキルが得られることです。

多くの案件をこなせば自然と仕事のスキルは高くなります。

私もブラックな店舗設計事務所で働いていた時に得た仕事のスキルはいまだに役に立っています。

私の場合は、3DCGやフォトレタッチなどのスキルを店舗設計事務所で学びました。

仕事のスキルが得られれば、自分で仕事を取ってくることもできるようになります。

独立を見据えてあえてブラックな設計事務所に身を置くことも人生の経験としていいのかもしれません。

まとめ

今回は自分のいる設計事務所がブラック体質かどうか分からない人やブラックな設計事務所の特徴を知りたい人に対して、

私の経験からブラックな設計事務所に共通する特徴をご紹介してきました。

まとめると以下になります。

■ブラックな設計事務所の特徴

・代表が建築士でない

・建築士の在籍が少ない(3人未満)

・設計・施工一貫で施工が優位

・法律を遵守しない

・アフターフォローをしない

■働く環境がブラックな設計事務所

・労働時間が長い

・意思決定が遅い

・相談できる人がいない

■ブラックな設計事務所で得られるもの

・早い段階での知識や経験

・法チェックが早くなる

・仕事のスキルが得られる

設計事務所はブラックなところが多い業界です。

自分の働いている環境がブラックだと思ったら転職を考えることをおすすめします。

おすすめ転職サイトは↓

せっかく建築士の資格をとったのにブラックな設計事務所に就職しないようにしっかりと就職先の下調べをしてストレスや無駄のない人生を送りましょう。

この記事がブラックな設計事務所で働くことを見直すきっかけになってくれれば幸いです。

ブログのコメント欄にこの記事の感想などコメントしていただけるとありがたいです。

また、FacebookやTwitterでみなさんのお役にたてる情報発信しています!

「いいね!」や「フォロー」していただけるとうれしいです。ヨロシク(b・ω・d)デス♪

コメント