コーヒーについての本は様々なものが出ていますが、
私が最近読んだ「コーヒーおいしさの方程式」はとてもわかりやすくておすすめです。
どこがおすすめなのかにゃ?
コーヒー豆の基礎知識から焙煎、抽出までの知識を網羅していて、自分がこれまで経験してきたことの理由が理解できるところです。
私は世界25カ国以上のコーヒー豆を購入し、1年で1,000杯以上のコーヒーを飲み続けていますが、
おいしいコーヒーを入れるにはしっかりとした知識が必要だということを痛感しました。
今回は自分で焙煎してさらに理解できた「コーヒーおいしさの方程式」の本をご紹介します。
この記事を読むと以下のことがわかります。
・【コーヒーおいしさの方程式】の感想
・本をさらに理解するためにやるべきこと
上記のことがわかります。
コーヒーのおいしさは主観的な感想になりがちですが、この本は長年の経験や科学的な根拠から「よいコーヒー」とは何なのかを説明しています。
自分でコーヒーの生豆を焙煎してみないとわからないこともあるので、手軽に始められる片手鍋焙煎をおすすめします↓
焙煎や抽出を試行錯誤した経験がこの本をさらに理解するのにとても役に立ちます。
コーヒーをさらに理解したい人はこの本を読んで自分のコーヒーライフをさらに豊かにしましょう。
自己紹介
Bさん@アーキトリック
建築・古代住居・SFを考えることが大好きな一級建築士です。
暮らしに寄り添った建築士として、日々の暮らしに役立つ情報を発信しています。
世界25カ国以上のコーヒー豆を購入し、1年で1,000杯以上のコーヒーを飲み続けています。
現在コーヒーインストラクターの資格を取るべく奮闘中!
コーヒーの魅力や情報を皆さんと共有するべく、ブログやtwitterで情報を発信しています。
【コーヒーおいしさの方程式】の感想
「コーヒーおいしさの方程式」という本を読んでの感想は以下になります。
【コーヒーおいしさの方程式】とは
「コーヒーおいしさの方程式」は、バッハコーヒーの田口護さんと科学者で人気ブログ「百珈苑」を主催する旦部幸博さんがタッグを組み、
おいしいコーヒーとは何かを解き明かす渾身のコーヒー論が書かれた本です。
コーヒー豆の基礎知識から始まり、コーヒーの焙煎、抽出の科学と、おいしいコーヒーとは何かを、
長年の経験と時には科学的な視点からわかりやすい文章で書かれています。
コーヒーおいしさの方程式:NHK出版
¥1,650
この本から得られた知識は、コーヒーに対してのおいしさの根拠や科学的なエビデンスなどを理解するのにとても役立ちます。
コーヒーは嗜好品なので人それぞれの楽しみ方があるのですが、
「よいコーヒー」と「わるいコーヒー」は確かに存在し、なぜそれが「よいコーヒー」なのかをしっかりと解説しています。
本を読んでの感想
まだ一度だけざっと読んだだけですが、とてもわかりやすい文章で書かれている本だというのが第一印象です。
私は片手鍋焙煎をしているので、焙煎のことについての章はとても勉強になりました。
また、旦部さんの科学的な根拠が、主観的な感覚や感想になりがちなコーヒーの世界を理論的に説明づけてくれるのでとても理解しやすかったです。
特にコーヒーの甘さの正体について「味ではなくフレーバーではないか」という旦部さんの見解にはとても納得しました。
私もコーヒーを飲み始めてからコーヒー自体の甘さが何なのかを理解できないところがあったので、長年の疑問が解かれて目から鱗でした。
コーヒーの味わいの複雑さとおいしいと感じられる焙煎度合いは中煎り〜中深煎りであるという田口さんの意見にも激しく同意してしまいました。
長年の経験と科学的な視点の両方から説明されているこの本はまさにコーヒーのバイブルといった本だと思います。
本をさらに理解するためにやるべきこと
「コーヒーおいしさの方程式」の本をさらに理解するためにやるべきことは以下になります。
◾️本をさらに理解するためにやるべきこと
・自分でコーヒーの生豆を焙煎してみる
・コーヒーのプロの意見に疑問を持つ
・美味しいとされているコーヒー豆を試す
自分でコーヒーの生豆を焙煎してみる
本をさらに理解するためにやるべきことは、自分でコーヒーの生豆を焙煎してみることです。
第2章の「コーヒーの焙煎」を理解するには自分でコーヒーの生豆を焙煎してみないとわからないことが多いからです。
どうやって自分で焙煎すればいいのかにゃ?
自分で焙煎するには片手鍋で焙煎することをおすすめします。
片手鍋焙煎のやり方についてはこちらの記事をご参照ください↓
片手鍋焙煎は道具が簡単に揃えることができるため、お金をかけずにすぐにでも始められる焙煎方法になります。
自分で焙煎して試行錯誤した経験がないとコーヒーの焙煎についての章を理解することは難しいと思います。
自分で焙煎した経験があるとすんなりと田口さんの文章が頭に入ってきます。
焙煎の詳しいプロファイルやノウハウについては書かれていませんが、目指すべき焙煎についての方向性は見えてきます。
コーヒーのプロの意見に疑問を持つ
本をさらに理解するためにやるべきことは、コーヒーのプロの意見に疑問を持つことです。
Youtubeや有名バリスタの言っていることを鵜呑みにしすぎると「よいコーヒー」とは何かを考えなくなってしまうからです。
プロの意見は正しいんじゃにゃい?
確かに正しいことも言っている場合が多いのですが、その根拠がどこにあるのかまでははっきりと言っていない場合が多いです。
主観的な感想や感覚的な言葉が理解できない人にとっては自分の味覚に対しての不信感が募ってしまいます。
「〇〇のフレーバーが…」
「〇〇のような甘さが…」
など曖昧な感想よりも、
「クロロゲン酸がこの焙煎度合いだとスパイスの香りに化学変化して多く存在している」
「この焙煎度合いだとショ糖・糖類がナッツ臭やチョコレートの香りに化学変化して多く存在している」
と言われた方が納得がいくのは私だけでしょうか?
コーヒーは複雑な飲み物なので全てが科学的に解明されているわけではありませんが、
少なくとも感覚的な言葉に惑わされると自分の味覚や感想と違った場合にコーヒーの味わいがわからなくなってしまいます。
美味しいとされているコーヒー豆を試す
本をさらに理解するためにやるべきことは、美味しいとされているコーヒー豆を試すことです。
美味しいとされているコーヒー豆を試せば、何が美味しいとされてるのがが理解できるからです。
美味しいコーヒー豆ってどこで手に入れられるにゃ?
流行りの美味しいコーヒー豆を手に入れたいのであれば、PostCoffee(ポストコーヒー)がおすすめです↓
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PostCoffee(ポストコーヒー)は新しいコーヒーに出会えるきっかけを与えてくれる良い通販サイトです。
PostCoffee(ポストコーヒー)ではスペシャルティコーヒーを取り扱っているので、「よいコーヒー」のひとつ目の条件である良質な生豆が使用されています。
まずは美味しいとされているコーヒー豆を味わうことでコーヒーについての経験を広げていきましょう。
本を読んで自分の焙煎に役立ったこと
「コーヒーおいしさの方程式」の本を読んで自分の焙煎に役立ったことは以下になります。
◾️本を読んで自分の焙煎に役立ったこと
・中深煎りに美味さを感じる理由がわかった
・科学的な根拠で焙煎がイメージできるようになった
・片手鍋焙煎でも十分に焙煎できる自信がついた
中深煎りに美味さを感じる理由がわかった
本を読んで自分の焙煎に役立ったことは、中深煎りに美味さを感じる理由がわかったことです。
焙煎アロマチャートと焙煎テイストチャートを見ると中煎り〜中深煎りにコーヒー特有の美味しさが集中していることがわかります。
これまで焙煎してきた感覚では酸味と苦味のバランスがいいのが中深煎りに焙煎したときであり、
チャートの図がその感覚の正しさを証明してくれています。
田口さんも中深煎りの酸味と苦味のバランスの良さを追い求めて焙煎しているので、
自分自身の美味しいと感じるコーヒーの味わいに一致していて大いに共感できました。
科学的な根拠で焙煎がイメージできるようになった
本を読んで自分の焙煎に役立ったことは、科学的な根拠で焙煎がイメージできるようになったことです。
加水分解やメイラード反応、カラメル化など化学的な反応でコーヒーの成分がどのように変化していくのかを図で表されているので、
今どの段階の化学反応が起きてどのように成分が増えている(減っている)のかをイメージしやすくなりました。
焙煎中に焙煎アロマチャートや焙煎テイストチャートをイメージできるとどのように焙煎を進めたらいいのかの指標になるんですよね。
実際に試飲して想像していた味に仕上がった時は喜びを感じます。
片手鍋焙煎でも十分に焙煎できる自信がついた
本を読んで自分の焙煎に役立ったことは、片手鍋焙煎でも十分に焙煎できる自信がついたことです。
というか、コーヒー豆の温度変化を確認するには片手鍋焙煎をするのが一番いいのではないかと思うようになりました。
もちろん焙煎機のデーターをAriosan(アーチザン)でプロファイルにして分析するのが一番いいのですが、
それができないのであれば、コーヒー豆の表情や色の変化、温度を確認することでもどのような焙煎なのかを記録することはできます。
片手鍋焙煎でもしっかりと焙煎ログを取れば再現性は高くなるという自信がつきました。
まとめ
今回はコーヒーのおいしさについて理解したい人やコーヒーの知識を得るために本を探している人に対して、
自分で焙煎してさらに理解できた「コーヒーおいしさの方程式」の本をご紹介してきました。
まとめると以下になります。
◾️本をさらに理解するためにやるべきこと
・自分でコーヒーの生豆を焙煎してみる
・コーヒーのプロの意見に疑問を持つ
・美味しいとされているコーヒー豆を試す
◾️本を読んで自分の焙煎に役立ったこと
・中深煎りに美味さを感じる理由がわかった
・科学的な根拠で焙煎がイメージできるようになった
・片手鍋焙煎でも十分に焙煎できる自信がついた
コーヒーのおいしさは主観的な感想になりがちですが、この本は長年の経験や科学的な根拠から「よいコーヒー」とは何なのかを説明しています。
焙煎や抽出を試行錯誤した経験がこの本をさらに理解するのにとても役に立ちます。
コーヒーをさらに理解したい人はこの本を読んで自分のコーヒーライフをさらに豊かにしましょう。
この記事が少しでもコーヒーのおいしさについての理解のお役に立てれば幸いです。
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