私は座り仕事が多いので、ぎっくり腰から始まり、足の痺れなど脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)のような症状に困っていたのですが、
マットレスを変えてから腰や脊柱の問題が起こらないようになりました。
ちゃんと眠るにはマットレスが大事だにゃ?
自分の身体に合ったマットレスを選ぶのはとても大事だと思います。
とはいっても、マットレスにはいろいろな種類があるのでとても分かりづらいです。
今回は代表的なマットレスの種類を取り上げ、どんな人に合っているのかなど詳しくみていきたいと思います。
今回の対象者は以下の人たちに向けて記事を書いています。
・マットレス選びで悩んでいる人
・マットレスを買って後悔したくない人
上記の方々に対して、マットレスの種類と後悔しないマットレスの選び方をご紹介します。
この記事がマットレス選びの参考に少しでもなってくれれば幸いです。
マットレスについて
まずはマットレスの種類から見ていきましょう。
マットレスの種類
マットレスには以下のような種類があります。
種類 | おすすめの人 | 耐久性 | 通気性 | 体圧分散性 | 価格 |
【コイル系】 ポケットコイル | 柔らかめの感触が好きな方 | ○ | △ | ○ | 高価な傾向 |
【コイル系】 ボンネルコイル | 硬めの感触が好きな方 | ○ | ○ | △ | ポケットコイルより安価 |
【ノンコイル系】 低反発ウレタン | 少し柔らかめの感触が好きな方 | △ | △ | ○ | 安価な傾向 |
【ノンコイル系】 高反発ウレタン | 少し硬めの感触が好きな方 | △ | △ | ○ | 安価な傾向 |
【ノンコイル系】 高反発ファイバー | 硬めの感触が好きな方 | ○ | ◎ | ○ | 高価な傾向 |
【ノンコイル系】 ラテックス | 少し柔らかめの感触が好きな方 | ○ | △ | ○ | 100%天然物は高価 |
マットレスはおもにコイル系とノンコイル系に大別され、コイル系にはポケットコイル、ボンネルコイルの2種類があります。
コイルが使われてないマットレスはノンコイル系と総称されますが、ウレタン、高反発ファイバー、ラテックスが最近では主流となっています。
コイル系
コイルタイプはバネを使ったマットレスで以下のような特徴があります。
•耐久性が高く10年、20年と利用できる
・厚みのあるマットレス
・約20kg前後と重量がある
コイルタイプのマットレスは、金属のコイルが使われているために、商品によって差はありますが、
シングルサイズのマットレスで約20kg前後もの重量があり、折り畳むなどの機能は基本的に付いていません。
耐久性が高く10年、20年と利用できるので、長く使いたい方におすすめのタイプです。
コイルタイプには大きく分けて2種類のコイルのマットレスがあります。
ポケットコイル
ポケットコイル特徴は以下になります。
・コイルが一つずつ独立
・体を複数のコイルで支えるので、体に沿って柔らかくフィット
ボンネルコイル
ボンネルコイルの特徴は以下になります。
・コイルどうしが連結
・体を面で支える構造になっており、布団に近い寝心地
・コイルの量が少ないため比較的安価なマットレスが多め
ノンコイル系|ウレタンタイプ
ウレタンが使われたマットレスには以下のような特徴があります。
・弾力性が高く、体にフィットするような寝心地
・比較的薄く、手軽に持ち運べるものが多い
ウレタン素材のマットレスは比較的薄いため、丸められるタイプや三つ折り可能なタイプなど、手軽に持ち運べるものが多いです。
ウレタンタイプもおもに2種類あり、低反発と高反発に分かれます。
高反発ウレタン
高反発ウレタンの特徴は以下になります。
・跳ね返す力が強く、寝心地は少し硬め
・体があまり沈み込まないため、寝返りが打ちやすい
クッション素材にウレタンなどの素材を用いている点では高反発マットレスと共通ですが、
素材の密度などが異なり、押し込んだときの跳ね返りが速いため、寝返りが打ちやすくなります。
低反発マットレスと比べると通気性が高く、最近は高反発マットレスのほうが好まれる傾向にあります。
低反発ウレタン
低反発ウレタンの特徴は以下になります。
・反発が弱く、体にふんわりとフィット
・体が沈み込むため、包まれるような柔らかい寝心地
低反発マットレスは、ウレタンなどの高密度なスポンジ状の素材でできており、押し込んだときの跳ね返りが遅いものを指します。
体のラインによくフィットして圧力を分散するため、包み込まれるような安定感のある寝心地が得られるのがメリットです。
ただし、蒸れやすく、寒いと硬く、温かいとやわらかくなるなど、温度で感触が変わりやすいというデメリットがあります。
ノンコイル系|高反発ファイバータイプ
高反発ファイバータイプには以下のような特徴があります。
・水に強いポリエチレン製の樹脂が使われており、水洗いができる
・抜群の通気性を誇り、汗などの湿気でカビが生える心配もない
トップアスリートたちが利用して、知名度が一気に高まったエアウィーヴも、高反発ファイバータイプのマットレスです。
高反発ファイバーには水に強いポリエチレン製の樹脂が使われており、水洗いもできます。
また抜群の通気性を誇り、汗などの湿気でカビが生える心配もありません。
ノンコイル系|ラテックスタイプ
ラテックスとは、天然ゴムの木を原材料とする素材です。以下のような特徴があります。
・低反発と高反発の間くらいの硬さで、沈み込みすぎないちょうどいい硬さ
・ダニやカビなどが発生しにくく耐久性に優れている
・価格は高め
こちらのマットレスは低反発と高反発の間くらいの硬さで、沈み込みすぎないちょうどいい硬さが特徴です。
100%天然ラテックス以外は、ほかの材料が含まれており、100%天然のものより品質や耐久性が劣るので注意が必要です。
マットレスの選び方
マットレスは、その構造によってさまざまな特性があります。
用途や重視したいポイントから、より心地よく眠れるものを選べるよう、押さえておきたいチェックポイントは以下になります。
・体圧分散性
・通気性
・耐久性
・機能性
・コストパフォーマンス
体圧分散性
マットレスを選ぶうえで最も重要と言える「体圧分散」とは、マットレスに横になったときに、
重心が一か所に集中することを防ぎ、体にかかる負担を軽減することを指します。
また、マットレスで体圧分散が適切にできているかを見極めるうえでは、まず、理想的な寝姿勢を理解しておきましょう。
人は、直立したときに、首と腰の2か所に緩やかなS字カーブができる姿勢を維持することが理想です。
仰向け寝の場合、このまま横に倒れた姿勢を維持できると体への負担が少なく、
横向き寝の場合は、マットレスと背骨が平行に一直線になると負担が少なくなります。
なお、仰向け寝の状態では、マットレスが体の各部をしっかりと受け止め、腰の部分にスペースができていないか、
呼吸をしたときにお腹に力が入っていないかも意識して下さい。
横向き寝の状態では、肩に負担がかかり過ぎないことが重要です。
体圧の分散が適切にできていると、胸を開きやすくなって呼吸がしやすくなり、血流にもいい効果を与えてくれるものと考えられています。
通気性
マットレスは、敷布団などの上に重ねてクッション性を高める「マットレストッパー」として使ったり、
床の上に直置きしたり、すのこやベッドフレームに置いたりと、さまざまな使い方ができます。
※マットレストッパーとはマットレスと併用するサポート寝具で、基本的には、マットレスのへたりや寝心地の悪さを感じたときに使用します。
特に、マットレストッパーや直置きで使う場合は、マットレスが蒸れやすくないか、カビが生えやすくないかに注意してください。
通気性の点では、コイル式マットレスのほうが有利で、低反発マットレスより高反発マットレスのほうがすぐれる傾向にあります。
耐久性
マットレスは、決して安い買い物ではなく、廃棄時にも手間がかかる製品だけに、へたりにくさなどの耐久性も重要です。
耐久性は使い方によって大きく左右されるので、マットレスの上下を反転させたりして、同じ部分に負荷がかかりすぎないようにすると、より長持ちします。
機能性
マットレスは、多くの部分が人の体と接触するので、防臭や防菌加工などが施されているとより心地よく眠れます。
ウレタンマットレスでも、こうした加工が施された製品が増えてきています。
コストパフォーマンス
マットレスの価格はピンキリです。
高価な製品ほどすぐれた素材や構造を用いていますが、価格の高さに見合うほど寝心地が良くなるとは限りません。
敷パッドやシーツを合わせて購入する必要もあるので、予算内でコスパを考えて選ぶこともポイントと言えるでしょう。
おすすめマットレス
おすすめマットレスは以下になります。
・フランスベッド TW-100α
・GOKUMIN マットレス ポケットコイル
・Sealy マットレス レスポンス エッセンシャルズTT
・アイリスオーヤマ エアリーマットレス EXTRAボリューム
・テンピュール フトンシンプル シングル
フランスベッド TW-100α
高密度連続スプリングと羊毛の組み合わせで吸湿発散性と保温性を両立
フランスベッド TW-100α
¥52,778
サイズ:ユース/セミシングル/シングル/セミダブル/ダブル/ワイドダブル
厚さ:約18cm
素材:ZELT高密度連続スプリング
緻密に編み上げられた1本の鋼線「高密度連続スプリング」が、面で体全体を支え、理想的な寝姿勢と寝返りのしやすさを実現しています。
スプリングに継ぎ目がない中空構造となっており、通気性が高いのに加え、詰め物に吸湿発散性と保温性にすぐれた羊毛を用いているため、1年中快適です。
■評価
体圧分散性:4
通気性:5
耐久性:5
機能性:4
コスパ:5
総合評価4.6
GOKUMIN マットレス ポケットコイル
低価格ながら、厚さ20cmのポケットコイル496個をたっぷり採用
GOKUMIN マットレス ポケットコイル
¥17,817
サイズ:セミシングル/シングル/セミダブル/ダブル/クイーン
厚さ:約20cm
素材:ポケットコイル
緻密に編み上げられた1本の鋼線「高密度連続スプリング」が、面で体全体を支え、理想的な寝姿勢と寝返りのしやすさを実現しています。
スプリングに継ぎ目がない中空構造となっており、通気性が高いのに加え、詰め物に吸湿発散性と保温性にすぐれた羊毛を用いているため、1年中快適です。
■評価
体圧分散性:5
通気性:3
耐久性:5
機能性:4
コスパ:5
総合評価4.2
Sealy マットレス レスポンス エッセンシャルズTT
独自のコイル構造で体型や体重を問わず高級ホテルの寝心地が楽しめる
Sealy マットレス レスポンス エッセンシャルズTT
¥88,000
サイズ:シングル/セミダブル/ダブル/ダブルワイド
厚さ:約27cm
素材:ポスチャーテックコイル
厚さ約27cmと肉厚で、体の凹凸や体圧に応じて反発力が変化する「ポスチャーテックコイル」や7層のクッション、
表地の特殊キルト加工などにより、体型や体重を問わず最適な寝心地が得られます。
米国メーカー製品ですが、日本国内で製造されています。
■評価
体圧分散性:5
通気性:4
耐久性:5
機能性:3
コスパ:4
総合評価4.2
アイリスオーヤマ エアリーマットレス EXTRAボリューム
厚さ約11cmの複層構造で高い体圧分散性! 洗えて折りたためる高反発マットレス
アイリスオーヤマ エアリーマットレス EXTRAボリューム
¥28,025
サイズ:シングル/セミダブル/ダブル
厚さ:約11cm
素材:高反発素材
東洋紡の高反発素材「エアロキューブ(R)」をチューブ状にして絡み合わせた、2層構造の高反発マットレスです。
厚さ約11cmと肉厚ながら、中材のエアロキューブ(R)を中空構造とすることで、高い体圧分散性と通気性を両立しています。
表面は肌触りのよいニット生地、裏面は通気性のよいメッシュ生地で包み込まれており、1年中快適に使用できます。折りたたみ式で手洗いもできます。
■評価
体圧分散性:4
通気性:5
耐久性:4
機能性:5
コスパ:5
総合評価4.6
テンピュール フトンシンプル シングル
NASA開発の独自素材が理想的な寝姿勢を維持! 耐久性も申し分なし
テンピュール フトンシンプル シングル
¥55,999
サイズ:シングル/セミダブル/ダブル
厚さ:約6cm
素材:テンピュール(R)素材
1970年代にNASAにより開発された「テンピュール®」を寝具向けに再設計し、約半世紀にわたりその品質が支持されてきた定番ブランドです。
人の重さと体温に反応し、体のあらゆる曲線や角度にぴったりとフィットし、理想的な寝姿勢を維持します。
体への負担を徹底して低減するため、寝返りをする回数そのものも減らせるという、ほかの製品にはない特徴があります。
■評価
体圧分散性:5
通気性:4
耐久性:4
機能性:3
コスパ:4
総合評価4.0
まとめ
今回はマットレス選びで悩んでいる人やマットレスを買って後悔したくない人に対して、
マットレスの種類と後悔しないマットレスの選び方をご紹介してきました。
まとめると以下になります。
■マットレスの種類
種類 | おすすめの人 | 耐久性 | 通気性 | 体圧分散性 | 価格 |
【コイル系】 ポケットコイル | 柔らかめの感触が好きな方 | ○ | △ | ○ | 高価な傾向 |
【コイル系】 ボンネルコイル | 硬めの感触が好きな方 | ○ | ○ | △ | ポケットコイルより安価 |
【ノンコイル系】 低反発ウレタン | 少し柔らかめの感触が好きな方 | △ | △ | ○ | 安価な傾向 |
【ノンコイル系】 高反発ウレタン | 少し硬めの感触が好きな方 | △ | △ | ○ | 安価な傾向 |
【ノンコイル系】 高反発ファイバー | 硬めの感触が好きな方 | ○ | ◎ | ○ | 高価な傾向 |
【ノンコイル系】 ラテックス | 少し柔らかめの感触が好きな方 | ○ | △ | ○ | 100%天然物は高価 |
■コイル系
•耐久性が高く10年、20年と利用できる
・厚みのあるマットレス
・約20kg前後と重量がある
■ノンコイル系|ウレタンタイプ
・弾力性が高く、体にフィットするような寝心地
・比較的薄く、手軽に持ち運べるものが多い
■マットレスの選び方
・体圧分散性
・通気性
・耐久性
・機能性
・コストパフォーマンス
■おすすめマットレス
・フランスベッド TW-100α
・GOKUMIN マットレス ポケットコイル
・Sealy マットレス レスポンス エッセンシャルズTT
・アイリスオーヤマ エアリーマットレス EXTRAボリューム
・テンピュール フトンシンプル シングル
快適な睡眠をとるためにはマットレス選びはとても重要です。
身体に合わないマットレスだと腰痛の原因になったり、睡眠不足になったりします。
自分の睡眠に合ったマットレスを選びましょう。
この記事がマットレス選びの参考に少しでもなってくれれば幸いです。
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