喫茶店のようなドリップコーヒーを家で楽しみたい人って多いと思います。
美味しいドリップコーヒーを簡単に味わいたいのであれば、片手鍋の自家焙煎をおすすめします。
なんで片手鍋の自家焙煎がおすすめなんだにゃ?
専用の焙煎機を買うよりも片方鍋なら簡単に手に入るからです。
コーヒー豆の焙煎は少しハードルが高いと思いますが…
やってみると片手鍋を振るだけで簡単にコーヒー豆の焙煎ができてしまいます。
私は1年間で1000杯以上のコーヒーを飲み続けていますが、片手なべ焙煎を知ってから自分で焙煎することが習慣になりました。
今回は片手鍋の自家焙煎でドリップコーヒーを楽しむ方法をご紹介します。
この記事を読むと以下のことがわかります。
・片手鍋で自家焙煎するメリット
・片手鍋で自家焙煎する方法
・焙煎を中煎りから始めるメリット
上記のことがわかります。
片手鍋の自家焙煎は初期投資のハードルが低いので、手軽に美味しいコーヒー豆を焙煎することができます。
片手鍋の自家焙煎焙煎をするようになるとより一層コーヒーに対する向き合い方に面白さを感じるようになります。
コーヒーの生豆もいろいろな種類がAmazonで手に入るので、自分好みの焙煎具合にコーヒー豆を焙煎してドリップコーヒーを楽しみましょう。
自己紹介
Bさん@アーキトリック
建築・古代住居・SFを考えることが大好きな一級建築士です。
暮らしに寄り添った建築士として、日々の暮らしに役立つ情報を発信しています。
世界25カ国以上のコーヒー豆を購入し、1年で1,000杯以上のコーヒーを飲み続けています。
現在コーヒーインストラクターの資格を取るべく奮闘中!
コーヒーの魅力や情報を皆さんと共有するべく、ブログやtwitterで情報を発信しています。
片手鍋で自家焙煎するメリット
自家焙煎の魅力を存分に引き出すために、片手鍋での焙煎方法をおすすめします。
片手鍋を使った自家焙煎のメリットは以下になります。
・コスパが良い
・道具が楽に揃えられる
・自分の好みに焙煎できる
・鮮度の良いコーヒーを楽しめる
・長い期間で生豆が保存できる
コスパが良い
自家焙煎は、コスパの面でも魅力的です。
市販の焙煎済みコーヒー豆と比べると、生豆の方が圧倒的に安価です。
例えば、コロンビアのスプレモを松屋珈琲(Amazon経由)で1kg購入すると1,950円となります。
125gを焙煎すると約106gになるので1kgで約847gとなり60杯分となり、コーヒー1杯あたり32.5円になります。
セブンイレブンのコーヒーRが102円なので、それと比較してもかなり安くて美味しいコーヒーが飲めることになります。
道具が楽に揃えられる
片手鍋は一般的な調理用具であり、市販されているため手に入れやすいです。
専用の焙煎機器を揃える必要がないため、初めて自家焙煎に挑戦する方にとっては手軽な方法と言えます。
あと必要になるのはカセットコンロとタイマーなどがあれば焙煎は簡単にできます。
焙煎時間も20分程度でできます。
特別な道具を揃えることなく、気軽に始められるのっていいですよね。
自分の好みに焙煎できる
片手鍋での自家焙煎では、焙煎の時間や温度を自分で調節することができます。
これにより、自分の好みに合わせたコーヒー豆を焙煎することができます。
深煎りが好きな人は2ハゼまで焙煎したり、自分の表現したいコーヒーの味わいを自分で焙煎することで調整することができます。
鮮度の良いコーヒーを楽しめる
自家焙煎には、鮮度の良いコーヒーを楽しむという大きなメリットがあります。
焙煎後のコーヒー豆は酸化しやすいため、市販の焙煎済みコーヒー豆よりも鮮度を保つことができます。
焙煎直後の香り高いコーヒーを味わうことができ、鮮度の良いコーヒーの味わいを楽しむことができます。
長い期間で生豆が保存できる
自家焙煎をするもう一つのメリットは、長い期間で生豆を保存できることです。
焙煎済みのコーヒー豆は酸化が進み、風味や香りが次第に劣化していきますが、生豆は焙煎前の状態であるため、保存期間を延ばすことができます。
生豆の保存には、密閉容器やジッパーバッグなどを使用し、湿気や光、酸素から遮断することが重要です。
適切な保存方法で生豆を保管することで、長期間にわたって新鮮なコーヒーを楽しむことができます。
片手鍋で自家焙煎する方法
自家焙煎を始めるためには、以下の手順に従って進めます。
生豆の購入方法
自家焙煎をするためには、まず生豆を入手する必要があります。
インターネット上のコーヒー豆専門店や現地のコーヒー農園から直接購入することができます。
生豆の種類や産地によって味わいが異なるため、自分の好みに合わせて選ぶことが大切です。
Amazonでも少量から売ってくれるお店もあるので「コーヒー、生豆」で検索してみましょう。
私が実際に購入して良かったお店は以下になります。
◽️Amazonで買える生豆のお店
Amazon以外のお店だと
・ハマ珈琲
・生豆本舗
・ワイルド珈琲
などがおすすめのお店です。
まずは少量の300gから始めて色々な種類の生豆を試して、自分のお気に入りのコーヒー豆を見つけましょう。
小売でコーヒーの生豆を購入できるおすすめサイトについてはこちらの記事をご参照ください↓
使用する道具
片手鍋での自家焙煎には、以下の道具が必要です。
・片手なべ:φ16cm(ダイソー)又はφ18cm
・カセットコンロ
・キッチンスケール
・タイマー
・ボウル
・ザル
・うちわ
片手なべはダイソーの550円で売っているφ16cmのものが一番使いやすいです。
私は家にあるφ18cmの鍋を使用しています。
カセットコンロはイワタニのカセットフー プチスリムIIを使用しています。
使用するときにカセットガスが半分はみ出てしまいますが、器具自体がコンパクトに収納できるのでかなり重宝しています。
キッチンスケールはコーヒースケールを使用しています。
このコーヒースケールはドリップコーヒーを入れるときに自動計測モードがあるのでとても便利です。
詳しくはこちらの記事をご覧ください↓
タイマー、ボウル、ザル、うちわはダイソーの100円均一で十分です。
タイマーは焙煎過程の目標時間を測るのに必要です。
スマホのタイマーでも十分だと思います。
中煎りに焙煎する方法
コーヒーの生豆を中煎りに焙煎する方法は以下の手順で行います。
・ガラスフタ付き片手鍋を予熱する
・生豆を投入する
・煙が出て1ハゼが鳴り出す
・蓋を開閉と鍋を振るのを繰り返す
・煙が出て2ハゼの鳴り出す前で止める
・コーヒー豆をザルに移し冷えたら完成
詳しくは以下の記事をご参照ください↓
ガラスフタ付き片手鍋を予熱する
ガラスフタ付き片手鍋を予熱しましょう。
カセットコンロは中火くらいでいいと思います。
1分くらい鍋を温めたら生豆を入れる準備をしましょう。
生豆を投入する
生豆を投入する前に重さを測っておきましょう。
生豆を投入したらタイマーをスタートしましょう。
・鍋を振り→カセットコンロに置く
をひたすら繰り返します。
フタに水蒸気が発生しますが気にせずに鍋を振ります。
煙が出て1ハゼが鳴り出す
ガラスフタは閉めたまま
・鍋を振り→カセットコンロに置く
を繰り返します。
鍋には水蒸気が発生してくもり始めます。
そのうちチャフがガラスフタにくっ付きます。
順調にいけば8分くらいで1ハゼが起こります。
煙が出てきてパンという音が3回くらい鳴ったら1ハゼのサインです。
蓋を開閉と鍋を振るのを繰り返す
1ハゼが狙い通りに8分前後にできました!
1ハゼで煙が出てきたら、
鍋を振る→カセットコンロに置く→蓋を開閉する
をひたすら繰り返し行います。
1ハゼの煙が出なくなるり、豆の色もどんどん変わっていきます。
中煎りは2ハゼの直前で止めるので、コーヒー豆の表情をよく観察しましょう。
再び煙が出始めたら2ハゼのサインです。
火力を調整してコーヒー豆を均一な色にするように鍋を振りましょう。
煙が出て2ハゼの鳴り出す前で止める
煙が出始めたら火を弱めて均一な色になるまで鍋を振ります。
最後2ハゼの直前まで引っ張れるかで中煎りのおいしさが変わってきます。
こればかりは慣れが必要ですね。
トータルの時間も11分となかなかいい焙煎時間だと思います。
コーヒー豆をザルに移し冷えたら完成
コーヒー豆をザルに移してチャフを飛ばします。
豆自体がかなり熱いので火傷には気をつけましょう。
うちわで下からあおぐとチャフも飛んで豆を冷やすことができます。
私は焙煎ログとしてその時の焙煎の記録をとっています。
とっている記録は以下になります。
・焙煎前の重量
・焙煎後の重量
・焙煎指数
・1ハゼの時間
・2ハゼの時間
・消化の時間
焙煎指数は、
【焙煎前の重量÷焙煎後の重量】
です。
この焙煎指数があれば次回にどのくらいを焙煎するのかわかったり、焙煎具合を確認することができます。
基本的に2秒加熱したら鍋を振るをひたすら繰り返すだけです。
1ハゼが10分前後にくれば成功です。
1ハゼが始まったら火加減を弱くしてゆっくりとコーヒー豆の温度を上昇させていきます。
2ハゼのブチブチという音が聞こえたら火を止めます。
中煎りを目指すのであればコーヒー豆の表面に艶が出る前に火を止めるようにしましょう。
焙煎を中煎りから始めるメリット
自家焙煎を始める際には、中煎りから焙煎することをおすすめします。
中煎りでの焙煎には以下のようなメリットがあります。
・1ハゼと2ハゼのタイミングが学べる
・コーヒー豆の特徴を把握しやすい
・失敗することが少ない
1ハゼと2ハゼのタイミングが学べる
中煎りは焙煎の過程での重要なポイントである1ハゼと2ハゼのタイミングを学ぶのに適しています。
1ハゼは豆が膨らみ始め、2ハゼは豆の表面に油が現れるタイミングです。
中煎りで焙煎することで、それぞれのタイミングを体験しながら焙煎の理解を深めることがでできます。
1ハゼではまだ酸味のある明るい味わいが楽しめ、2ハゼでは深みとコクが増し、香りも豊かになります。
中煎りで焙煎を始めることで、焙煎の過程をより詳しく学ぶことができるでしょう。
コーヒー豆の特徴を把握しやすい
中煎りでの焙煎は、コーヒー豆の特徴を把握するのに役立ちます。
焙煎の過程で、コーヒー豆の香りや味わいが変化していく様子を観察し、各段階での特徴を把握することができます。
中煎りが基準となりそれぞれの焙煎度合いでのコーヒーの風味の違いを比較することで、自分の好みを見つけることができます。
失敗することが少ない
中煎りは焙煎の初心者にとっても失敗しにくい焙煎度合いです。
焙煎が進みすぎてしまうと、コーヒー豆が焦げてしまったり、苦味が強くなったりすることがあります。
中煎りでは1ハゼに入ってから火力を弱めるので焦げるリスクを減らすことができます。
初めての自家焙煎に挑戦する方にとって、2ハゼに入ってからの煎り止めはわかりにくいので、最初は中煎りを目指しましょう。
自家焙煎のコーヒー豆を存分に味わえるドリパー
自家焙煎のコーヒー豆を存分に味わえるドリッパーとしておすすめしたいのは以下のドリッパーになります。
・クレバードリッパー
・ハリオV60
・コーノ式(MDK-21)
クレバードリッパー
まず最初におすすめしたいのはクレバードリッパーです↓
クレバードリッパー Lサイズ
¥2,860
クレバードリッパーは浸漬法と呼ばれる抽出方法で、コーヒー粉をお湯に一定時間浸すことでコーヒーを抽出する方法です。
この方法だとコーヒーを入れる人の技術に左右されることなく美味しいコーヒーが抽出できます。
自家焙煎したコーヒー豆の味をダイレクトに楽しみたい人におすすめのドリッパーです。
クレバードリッパーについて詳しくはこちらの記事をご参照ください↓
ハリオV60
次におすすめしたいのはハリオV60です↓
ハリオV60 1-4杯用
¥606
ハリオV60は大きなひとつ穴の円錐形のドリッパーです。
ハリオのV60という名前の由来は、形状が「角度60°」だからです。
ハリオV60が採用している円すい型は、お湯が溜まりにくく粉の層をすぐに通り抜けることができ、コーヒーの雑味が出にくくなります。
焙煎したてのコーヒー豆はガスの発生が多いです。
ハリオV60のスパイラルリブにより立上りが高いのでドリッパーとペーパーフィルターの密着を防ぎ、
最初に発生するガスを側面から抜けやすくする効果があり、蒸らしを効率よく短くすることができます。
詳しくはこちらの記事をご参照ください↓
コーノ式(MDK-21)
最後におすすめするのはコーノ式(MDK-21)です↓
コーノ式(MDK-21) 1-2人用
¥2,300
ハリオV60と同じ円錐形のドリッパーですが、側面のリブが短いという特徴があります。
リブが短いことによりリブより上部はペーパーが密着しやすいようになっています。
これにより、コーヒーの泡(アク)が抽出されるのを防ぐ効果があります。
焙煎したてのコーヒー豆はガスの発生や泡が多くなってしまいがちです。
コーヒーの泡は雑味が含まれるのでなるべくクリアな味わいを楽しみたい人にはおすすめのドリッパーです。
ちなみに私はコーノ式(MDK-21)で抽出しています。
コーノ式で美味しく入れるためには点滴法をマスターする必要があります。
詳しいコーノ式の入れ方についてはこちらの記事をご参照ください↓
まとめ
今回は自家焙煎のメリットを知りたい人や片手鍋の自家焙煎でドリップコーヒーを楽しみたい人に対して、
片手鍋の自家焙煎でドリップコーヒーを楽しむ方法をご紹介してきました。
まとめると以下になります。
◽️片手鍋で自家焙煎するメリット
・コスパが良い
・道具が楽に揃えられる
・自分の好みに焙煎できる
・鮮度の良いコーヒーを楽しめる
・長い期間で生豆が保存できる
◽️焙煎を中煎りから始めるメリット
・1ハゼと2ハゼのタイミングが学べる
・コーヒー豆の特徴を把握しやすい
・失敗することが少ない
◽️自家焙煎のコーヒー豆を存分に味わえるドリパー
・クレバードリッパー
・ハリオV60
・コーノ式(MDK-21)
片手鍋の自家焙煎は初期投資のハードルが低いので、手軽に美味しいコーヒー豆を焙煎することができます。
片手鍋の自家焙煎焙煎をするようになるとより一層コーヒーに対する向き合い方に面白さを感じるようになります。
コーヒーの生豆もいろいろな種類がAmazonで手に入るので、自分好みの焙煎具合にコーヒー豆を焙煎してドリップコーヒーを楽しみましょう。
この記事で少しでも片手鍋の自家焙煎でドリップコーヒーを楽しむ人が増えてくれれば幸いです。
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