コーヒースケールはコーヒー豆の分量を量(はか)ったり、コーヒーの抽出量を量ったり、抽出時間を計るのにとても便利な道具です。
いつも同じ味のコーヒーを入れるには必須の道具だと思います。
コーヒースケールって結局どれがいいのかにゃ?
【結論】タイムモアのコーヒースケールはコスパが良くとても使いやすいのでおすすめです。
タイムモアのコーヒースケールはデザイン、仕様、価格の総合評価が高くコスパがいいので、コーヒースケールの初心者は買った方がいいと思います。
実際に私もコーヒースケールを買う前に色々と調べて使わせてもらったのですが、
acaiaのコーヒースケール(PearlPitchBlack)はとても正確で精度も優れていたのですが、お値段が2万円以上するのでとても手が出ません。
タイムモアのコーヒースケールはカッコ良いし価格も安いのですぐに購入を決めました!
コーヒー初心者を脱したいのであれば、コーヒースケールは必須になります。
コーヒーは量って入れると再現性も高く、美味しいコーヒーを入れることができます。
購入して3週間経ちましたが、もうドリップコーヒーを入れる時は手放せないといった感じになっています^_^
今回の対象者は以下の人たちに向けて記事を書いています。
・コスパの良いコーヒースケールを探している人
・タイムモアのコーヒースケールがどんな感じか知りたい人
上記の方々に対して、タイムモアのコーヒースケールBlackMirrorBasic+の使用感をレビューします。
この記事でタイムモアのコーヒースケールを利用して美味しいコーヒーを入れられる人が少しでも増えてくれれば幸いです。
自己紹介
Bさん@アーキトリック
建築・古代住居・SFを考えることが大好きな一級建築士です。
暮らしに寄り添った建築士として、日々の暮らしに役立つ情報を発信しています。
世界25カ国以上のコーヒー豆を購入し、1年で1,000杯以上のコーヒーを飲み続けています。
現在コーヒーインストラクターの資格を取るべく奮闘中!
コーヒーの魅力や情報を皆さんと共有するべく、ブログやtwitterで情報を発信しています。
コーヒースケールの必要性
コーヒースケールは重さや時間を同時に計測できるコーヒーの道具です。
主な用途は以下になります。
・コーヒー豆の分量を量る
・注ぐお湯の量を量る
・抽出時間を計る
コーヒー豆の分量はドリッパーに付属する計量スプーンで大体は量れますが、焙煎度合いによってコーヒー豆の重さや大きさが変わるので正確に量れないです。
注ぐお湯の量はコーヒーサーバーの目盛でもわかりますが、正確に量るにはやはりコーヒースケールが必要になります。
また、[お湯の量]と[抽出時間]はコーヒーの味を決める要素となるので、
しっかりとした数値(データー)がわかれば、美味しいコーヒーの再現性を高めることができます。
キッチンスケールとの違い
キッチンスケールとコーヒースケールの主な違いはカウントアップタイマーの有無です。
「たったそれだけ?」
と思われるかもしれませんが、より緻密なコーヒードリップを求める方にとっては必需品です。
自動計測モードで正確にタイマーを起動・停止できたり、スマホアプリと連動して抽出データの保存等ができる機能のあるものもあります。
ドリップコーヒーを追求するならいずれは必需品になるアイテムです。
代用するならこれが必要
コーヒースケールは高価なものだと2万円を超えるものもあります。
初心者だとそこまではちょっと出せない人が多いと思います。
1万円以下でもちょっと…
という人は、キッチンスケールとスマホのタイマーを代用しましょう。
コーヒースケールはドリップコーヒーを入れるのに必ず必要というわけではありません。
ただ、美味しいコーヒーの再現性を高めたり、有名なバリスタのレシピを真似したりするときにコーヒースケールが必要になります。
自分がドリップコーヒーの味わいをどこまで求めるのかをしっかりと考えてから購入を検討しましょう。
タイムモアのコーヒースケールがコスパのいい理由
1万円以下の他のコーヒースケールと比較して、タイムモアのコーヒースケールがコスパのいい理由は以下になります。
・自動計測モードがある
・精度と反応速度はそこそこ
・USB充電式(TypeCに対応)
自動計測モードがあると、お湯を注ぎ始めると正確にタイマーが作動し、ドリッパーを取り外すと自動でタイマーがストップされます。
5,000円以下の機種だと自動計測モードが付いていないものがほとんどです。
精度は0.5g以下に誤差が生じます。
acaiaのコーヒースケール(PearlPitchBlack)と比較するとわかるのですが、やはり工業用のスケール精度がある機種とは誤差が生じます。
しかしながら、コーヒー豆ひと粒1g以上あり0.5g以下を量ることはほとんどないし、
コーヒーの抽出量も0.5g以下まで正確に入れるなんて不可能?だと思います。
とは言っても、精度と反応速度はそこそこの正確さはあるのでドリップコーヒーを入れるのには十分な性能です。
また、USB充電式でTypeCに対応しているのもいいところです。
電源は3分間で電源が自動で切れてくれます。
バッテリーのもちは最大で10時間使用できるので、毎日15分使ったとしても1ヶ月と10日は充電しなくても使用できます。
HARIO(ハリオ)V60ドリップスケールとの比較
よく比較されるHARIO(ハリオ)V60ドリップスケールとのスペックの違いについては以下になります。
TIMEMORE | HARIO | |
重量測定の精度 | 0.5g以下 | 2g以下 |
タイマー機能 | 有り | 有り |
モニターライト | LED | 液晶 |
電源 | USB充電式 | 電池式 |
充電・電池 | TypeC | 単4:2本 |
自動電源OFF | 有り | 有り |
操作音 | 切替可 | — |
最大軽量 | 2,000g | 2,000g |
最大時間 | 最長59:59 | 最長59:59 |
その他機能 | 自動計測モード | — |
値段 | 6,000円台 | 4,000円台 |
ざっと表にするとこんな感じです。
HARIO(ハリオ)V60ドリップスケールと比べると一番大きいのは自動計測モードが付いているかどうかだと思います。
重量測定の精度はTIMEMOREの方が性能がいいです。
また、電源がUSB充電式でTypeCに対応しているところは大きいです。
HARIO(ハリオ)V60ドリップスケールもいい製品ですが、
あと2,000円出せばTIMEMORE(タイムモア)BlackMirrorBasic+が買えるので検討してみましょう。
TIMEMORE BlackMirrorBasic+の良い点
まずはTIMEMORE(タイムモア)BlackMirrorBasic+の良い点は以下になります。
・シンプルでフラットなデザイン
・高スペックの仕様と機能
・手頃な価格
タイムモアとは?
タイムモアは台湾のコーヒーブランドです。
高性能の手動のコーヒーミルC2Maxを作っているメーカーです。
コーヒー好きなら誰もが知っているメーカーで、安くて品質の高いのでコーヒー初心者を脱したい人にとってはとても良い製品が多いです。
コーヒーミルC2Maxについてはこちらの記事をご覧ください↓
タイムモア製品は1年の保証がついていますが、正規輸入品でないと保証されないので、Amazonで購入する時は注意しましょう。
説明書は日本語でも書かれていますが、お問合せをする場合は中国語と英語対応になるので修理は少しハードルが上がります。
シンプルでフラットなデザイン
まずはシンプルでフラットなデザインがとてもカッコいいです。
質感も黒でマットなので高級感があります。
光沢のあるプラスチックだと安っぽいイメージになってしまうんですよねw
フラットなデザインなので汚れにくく掃除がしやすいです。
凹凸があるデザインだとコーヒー粉など埃がついて汚れてしまいます。
また視認性が高いのも特徴です。
黒に白のLEDで重さと時間が表示されるので、すごく見やすいです。
写真を撮ると映えるのでとても気に入ってます。
LEDのディスプレイと本体の境目もなくシンプルなフラットなのでデザイン性は高いです。
高スペックの仕様と機能
TIMEMORE(タイムモア)BlackMirrorBasic+の仕様は以下になります。
・サイズ:W130×D152×H26
・重量:380g
・電源:USB充電式(TypeC)
・バッテリー容量:1600mAh
・計量範囲:0.5g〜2000g
・計測時間:最長59:59まで
シリコンシートが付属しています。
シリコンシートは思っていたよりも薄くて、滑り止めやコーヒーがこぼれても安心して使えます。
バッテリー容量は10時間使用可能なので、1回のコーヒーの抽出に5分かかるとしても120回分ぐらい充電なしで使用できることになります。
計量の精度ですが、0.5g以下は誤差が出るので正確に測れないです。
工業用の量りの精度は期待しない方がいいと思います。
しかしながら、コーヒー豆を量るなら0.5g以下は誤差でしかないと思います。
実際にはコーヒーミルにかけた時の微粉などを取り除いたりするので1g単位で多めに量れれば十分です。
操作方法
左右にタッチボタン、右側の側面にUSB充電接続端子とスイッチ(主電源)があります。
■右側のボタン
・右側のボタンを短くタッチすると重量表示が0になります。
・長めにタッチすると電源がOFFになります。
■左側のボタン
・左側のボタンはタイマーボタンになります。
・短くタッチすると計測が開始/停止します。
・1秒間タッチすると時間表示が0になります。
・5秒間タッチすると音声のON/OFFが切り替わります。
・連続で5回タッチすると自動計測モードのON/OFFが切り替わります。
ドリップコーヒーの入れ方にもよりますが…
機能として自動計測モードはとても使いやすいと思います。
40秒以上経過しないとタイマーが作動しないところがよく考えられているところだと思います。
私はドリップコーヒーを入れる時に1投目のお湯を入れてからドリッパーを回してコーヒー粉をお湯に馴染ませるためにかき混ぜるようにしています。
(コーヒー専門店ではスプーンでかき混ぜるところもあります。)
自動計測モードだとドリッパーを外してしまうとタイマーがストップしてしまいます。
しかしながら、40秒以上経過しないとタイマーが作動しないので、
その間にドリッパーをかき回すことができるのでとても考えられていると思います。
しかしながら、4投目の最後にドリッパーをかき回して抽出を終える人には自動計測モードは使えないと思います。
その場合は連続で5回タッチして自動計測モードをOFFにしましょう。
コスパの良い手頃な価格
価格は2022年現在、Amazonで6,400円となっています。
同じタイムモアでBlackMirrorNanoという商品もあります。
こちらは11,980円となっています↓
サイズはW100×D115×H20でBlackMirrorBasic+よりひと回り小さいサイズになります。
キャンプや外にコーヒースケールを持っていくなら小さいのでこちらの方がいいかもしれませんね。
ドリップコーヒーはお湯を注ぐ量で味が変わります。
しっかりと流量をチェックしながらドリップコーヒーの正確な再現性を求めるのであればこちらがおすすめです。
いろんなコーヒー専門家がレシピを出していますが、コーヒースケールありきの場合が多いのでそれを再現するにはコーヒースケールは必須だと思います。
しかしながら、コーヒー初心者?の私としては1万円を超えるものを買うにはちょっと抵抗感がありますw
キッチンスケールとタイマーがあれば十分だという人もいるかもしれませんが、自動計測モードがあるコーヒースケールは正直なところとても便利です。
その人のお財布事情にもよりますが、6,000円代でこの機能が充実したコーヒースケールは他にはないと思います。
実際に使ってみた
今回用意したコーヒー豆はドミニカ、ウォッシュド、サミル農園の浅煎りです。
コーヒーミルで挽くとキャラメルのような香ばしい香りがします。
レシピは以下の通りです。
・コーヒー粉:20g
・抽出量:320g
■お湯の注ぎ方
・start→40g
・1:00→130g
・1:30→190g
・2:00→320g
それでは実際にタイムモアBlackMirrorBasic+を使用してドリップコーヒーを抽出してみましょう。
コーヒー豆を量る
コーヒー豆の重さを測ります。
重さの反応は早いですね。
自動計測モードでのタイマーのスタートは重さで反応するようになっているので、重さの反応が早いというのはいいところです。
コーヒーミルで挽く
C2Macのクリック数16に設定しました。
初めてのコーヒー豆なのでとりあえず、手引きのコーヒーミルを分解して清掃しました。
しっかり清掃しないと前のコーヒー豆の味が混ざってしまうんですよね。
タイムモアC2Maxのメンテナンスについてはこちらの記事をご参照ください↓
とりあえず、豆の味わいを調べるために細かく挽いてみます。
コーヒードリッパーをセットする
ドリッパーとコーヒーサーバをセットしたら、コーヒー粉をなかに入れます。
右ボタンをタッチしていちど重さを0表示にします。
お湯を用意したら、左ボタンを押して自動計測モードをスタートします。
3,2,1とカウントダウンが終わって左側のタイマーが【- – : – -】と表示されたら計測を開始できます。
ドリップスタート
スタートは40gのお湯をゆっくりと注ぎます。
1投目のお湯を注いだら、ドリッパーを回してコーヒー粉とお湯をかき混ぜます。
40秒間は自動計測モードが反応しないので、安心してドリッパーを回せますね。
お湯を注ぎだすとタイマーがスタートし、すぐに重量が反応してくれます。
自動計測モードはスタート時間が正確なのでとても便利ですね。
最後の抽出後に器具を外す
器具をはずずと自動計測モードが反応してタイマーを自動で止めてくれます。
数字が点滅して計測がストップしている表示になります。
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結局、落ちきりで4分かかってしまいました。
今日は酸味が強く出てしまいましたね。
コーヒーミルで細かく挽きすぎたので最後の抽出でもたつきましたw
C2Maxのクリック数は18〜20くらいがちょうど良さそうですね^_^;
その日の気分で入れていた時と違って、味わいの変化が正確に数値でわかるのでいいですよね。
TIMEMORE BlackMirrorBasic+のデメリット
TIMEMORE(タイムモア)BlackMirrorBasic+のデメリットは以下になります。
・ボタンの反応が悪い?
・操作音がでかい?
・どこでも重量計が反応
ボタンの反応が悪い?
タッチボタンの反応が少し悪いかもしれません。
例えば、右ボタンで重さをリセットする場合などタッチしてから表示されるまでのタイムラグが1秒ほどあります。
ボタンをタッチしてすぐに反応しないと押しているかどうかがわからないのでデメリットだと思います。
またタッチボタンをかざすだけで静電気?で反応してしまうこともあります。
しかしながら、タッチ感に慣れれば問題ない範囲だと思います。
タッチボタンの反応を解消するには操作音をONにするといいのですが…
操作音が大きいというのが次のデメリットになります。
操作音がでかい?
操作音が少し大きいかもしれません。
ピッという操作音も品がないのでもう少し考えて欲しかったですねw
私は操作音をOFFにして使うのであまり気になりませんが、タッチ感で音が欲しい人にはボリュームが大きいのはデメリットだと思います。
タッチボタンの反応が少し悪いので操作音をONにしたいところですが、音が大きいので気になる人はいると思います。
どこでも重量計が反応
シンプルでフラットな四角いデザインなのでどこでも重量計が反応してしまいます。
ボタンを強く押したり、ディスプレイにコーヒーがこぼれた時に拭いたりすると重量計が反応します。
重さが量れる範囲とディスプレイが分かれていればそんなことはないのですが、
フラットなデザインを重視してどこでも量れるようにしたことが原因だと思います。
しかしながら、フラットなデザインはやはりカッコいいのでデザインを重視して正解だと個人的には思います。
※自動計測モードは軽くなったら反応するようになっているので、お湯がこぼれてしまい雑巾で拭いたとしてもタイマーが止まることはありません。
まとめ
今回はコスパの良いコーヒースケールを探している人やタイムモアのコーヒースケールがどんな感じか知りたい人に対して、
タイムモアのコーヒースケールBlackMirrorBasic+の使用感をレビューしてきました。
まとめると以下になります。
■TIMEMORE(タイムモア)BlackMirrorBasic+の良い点
・シンプルでフラットなデザイン
・高スペックの仕様と機能
・手頃な価格
■TIMEMORE(タイムモア)BlackMirrorBasic+のデメリット
・ボタンの反応が悪い?
・操作音がでかい?
・どこでも重量計が反応
これからコーヒースケールを買う人にはおすすめの商品です。
TIMEMORE(タイムモア)BlackMirrorBasic+
¥6,400
デザイン、仕様と機能、価格の総合評価が高いし、何よりもデザインがいいので見た目重視の方には他に選択肢がないと思います。
ドリップコーヒー初心者を脱するには、まずは分量を測ることからです始まります。
コーヒー粉とお湯の量を正確に測れるコーヒースケールは必須アイテムです。
コーヒースケールに触れた時から自分の入れるドリップコーヒーの進化が始まると言っても過言ではないです。
ぜひこの機会にTIMEMORE(タイムモア)BlackMirrorBasic+の購入を検討してみましょう!
この記事でタイムモアのコーヒースケールを利用して美味しいコーヒーを入れられる人が少しでも増えてくれれば幸いです。
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