HARIO(ハリオ)というブランドは世界的に大きく広がっていて、
アメリカの西海岸をはじめとした世界的なスペシャリティコーヒーの中でもう中心的な存在と言わざるを得ないと思います。
スペシャリティコーヒーてなんだにゃ?
スペシャリティコーヒーとは日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)によって以下のように定義されています。
「消費者(コーヒーを飲む人)の手に持つカップの中のコーヒーの液体の風味が素晴らしい美味しさであり、消費者が美味しいと評価して満足するコーヒーであること(※)」
※引用元:日本スペシャルティコーヒー協会
一般的には
・コーヒーから立ち上るアロマ
・コーヒーの果実本来が持つ酸味
・口に含んだ時の舌触り
・味の厚みや飲んだ後の余韻
といった味わいのバランスから評価されたコーヒーのことです。
私としてはコーヒー豆の風味や香りが高いコーヒーのことだと認識しています。
ハリオV60というドリッパーが今のスペシャリティコーヒーシーンを代表する抽出器具になっています。
もともとコーノ式という円錐形のドリッパーの元祖があってそれをさらに発展させた形となっていて、リブが上まできています。
そのことにより抽出スペードを早くして香りの高いコーヒーを入れることができます。
今回の対象者は以下の人たちに向けて記事を書いています。
・ハリオV60のコーヒーの入れ方がわからない人
・抽出スピードを速くするメリットを知りたい人
上記の方々に対して、HARIO(ハリオ)V60で美味しいコーヒーを入れる方法をご紹介します。
この記事がハリオV60という抽出器具を使いこなすのに少しでもお役に立てれば幸いです。
自己紹介
Bさん@アーキトリック
建築・古代住居・SFを考えることが大好きな一級建築士です。
暮らしに寄り添った建築士として、日々の暮らしに役立つ情報を発信しています。
世界25カ国以上のコーヒー豆を購入し、1年で1,000杯以上のコーヒーを飲み続けています。
現在コーヒーインストラクターの資格を取るべく奮闘中!
コーヒーの魅力や情報を皆さんと共有するべく、ブログやtwitterで情報を発信しています。
HARIO(ハリオ)V60について
はじめにHARIO(ハリオ)V60について詳しく見ていきましょう。
特徴
穴がひとつでその穴に向かってドリッパーの上から下までスパイラルにリブが付いています。
リブは上の方に行くほど薄く下の方に行くほど立ち上がりが高くなっています。
これによって全体のお湯をスムーズに下の方に流れるようになっています。
ハリオV60を使うと抽出時間が最短で2分を切る高速抽出が可能です。
抽出時間が短いことでのメリット
流線形の長いリブによってかなり抽出スピードを上げることができます。
抽出スピードが速いとフレーバー豊かなシングルオリジン、品質の高いクリアでクリーンなスペシャリティコーヒーの良さや持ち味を表現しやすくなります。
コーヒーの成分は時間をかけるほど人間の味覚にとってネガティブな成分が混入しやすくなります。
前半の旨味100%のスッキリしたクリアな味わいが楽しむには、短い時間で抽出を終わらせる必要があります。
ハリオの製品について
HARIO(ハリオ)V60 1〜4杯用
¥356
HARIO(ハリオ)V60の中で一番オーソドックスなタイプの抽出器具です。
値段がとても安く、量販店でも器具やフィルターが手軽に手に入ります。
耐熱ガラスのものや磁器、ステンレス製のものまであります。
リブの立ち上がりも器具によって様々あるのですが、
今回は一番オーソドックスなタイプで入れていきます。
HARIO(ハリオ)V60の入れ方
HARIO(ハリオ)V60の入れ方は以下になります。
①ペーパーを折る
②コーヒー粉を入れる
③お湯を注ぐ
④適量を抽出したら器具を外す
⑤完成
ペーパーを折る
圧着面をきつめにおりましょう。
折ったペーパーを円錐形のドリッパーに差し込み、ペーパーの先端がドリッパーの一つ穴から出るようにしましょう。
コーヒー粉を入れる
今回用意したコーヒー粉は以下になります。
コーヒー豆:ブラジル
分量:20g
粒度:中挽き
焙煎度:ハイロースト
湯温度:88℃
焙煎から時間の経っていない鮮度の良いものが用意できるといいと思います。
※今回用意したものは焙煎してから3日経過したものです。
焙煎してから時間が経っていないとガスが多く発生するのですが、
ハリオのV60だとリブによりガスの発生を側面からも排出してくれるので、鮮度の良いコーヒー豆でも抽出しやすい器具になっています。
コーヒー粉を入れたら器具を軽くたたいて平らにならします。
お湯を注ぐ
88℃になるまで待ちます。
コーヒー粉全体にお湯を注ぎ(約20cc)全体を蒸らします。
カリタやメリタと違いガスが横の層からも逃げるので、コーヒー粉の上部がガスでそれほど盛り上がってこないのが特徴です。
蒸らし終わったら2投目を真ん中から円を描くようにお湯を注いでいきます。
コーヒー豆の鮮度によりさらにガスが発生するのでしっかりと最初にガスが抜けるまで待ちましょう。
3投目の段階から一気に中心に注いていきます。
泡のドームの奥の層にお湯を届けるようなイメージで注いでいきます。
ドーム自体を大きく膨らませるように一気に注いでいきます。
サイドのリブをつたわって全方位からコーヒーのエキスが流れ出ていると思います。
ハリオV60は、焙煎して間もない新鮮な豆を使うことが多い方に向いた抽出器具です。
また、コクやボディ重視よりもフレーバーを重視するスペシャリティ・シングルオリジン志向の方に向いています。
適量を抽出したら器具を外す
コーヒーを適量抽出したら器具を外します。
最後の一滴まで入れないようにしましょう。
完成
スッキリとした味わいでコーヒーの香りが強く感じられるコーヒーが抽出できました。
焙煎してからの時間が短いコーヒー豆を楽しむには一番向いている抽出器具だと思います。
まとめ
今回はハリオV60のコーヒーの入れ方がわからない人や抽出スピードを速くするメリットを知りたい人に対して、
HARIO(ハリオ)V60で美味しいコーヒーを入れる方法をご紹介してきました。
まとめると以下になります。
■抽出スピードが速いメリット
→フレーバー豊かなシングルオリジンや、品質の高いクリアでクリーンなスペシャリティコーヒーの良さや持ち味を表現しやすくなる
■HARIO(ハリオ)V60の入れ方
①ペーパーを折る
②コーヒー粉を入れる
③お湯を注ぐ
④適量を抽出したら器具を外す
⑤完成
コーヒー豆が焙煎から日が浅いとガスの発生が激しいのですが、
このHARIO(ハリオ)V60は側面からもガスを放出してくれるので、ガスにより上面が大きく膨らむことはないです。
今回は3回に分けてお湯を投入しましたが、トータルで1分35秒くらいで抽出することができました。
コーヒーのコクやボディよりもフレーバーが高いコーヒーを楽しむことができました。
鮮度のあるコーヒー豆が手に入ったらこの抽出器具でコーヒーを入れてみると美味しいコーヒーを楽しめると思います。
この記事がハリオV60という抽出器具を使いこなすのに少しでもお役に立てれば幸いです。
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