私はこれまで色々なケニアのコーヒー豆を試してきましたが、美味しいと思えた焙煎度合いは中深煎りでした。
ケニアの二エリ地区の浅煎りスペシャルティーは酸っぱすぎてあまり私には合わなかったです。
ケニアってどんな味わいにゃの?
ケニアの生豆は強い酸味と柑橘系のフレーバーがあるのが特徴です。
ケニア独特の風味がありケニアしか飲まない人もいる中毒性のあるコーヒーです。
私は1年間で1000杯以上のコーヒーを飲み続けていますが、
片手鍋焙煎をするようになってから、どうやったら自分好みの焙煎度合いに焙煎できるかを色々と試すようになりました。
去年はケニアにハマりどうやったら美味しくなるのかを1年かけて研究してきました。
今回は松屋珈琲の生豆ケニアAAは中深煎りの焙煎度合いがベストな理由をご紹介します。
この記事を読むと以下のことがわかります。
・松屋珈琲の生豆ケニアAAの特徴
・ケニアAAは中深煎りがベストな理由
上記のことがわかります。
焙煎度合いの好みは人それぞれですが、松屋珈琲のケニアAAなら中煎り〜中深煎りがちょうど良いというのが私の結論になります。
片手鍋で中深煎りに焙煎するのはとてもわかりやすいということもありますが、
ケニア特有の酸味を前面に出した浅煎りにしてしまうと、松屋珈琲のケニアAAでは品質でスペシャルティコーヒーに負けてしまう場合があります。
中深煎りは片手鍋焙煎の初心者にもわかりやすいので、中深煎りに焙煎してハゼるタイミングを覚えましょう。
自己紹介
Bさん@アーキトリック
建築・古代住居・SFを考えることが大好きな一級建築士です。
暮らしに寄り添った建築士として、日々の暮らしに役立つ情報を発信しています。
世界25カ国以上のコーヒー豆を購入し、1年で1,000杯以上のコーヒーを飲み続けています。
現在コーヒーインストラクターの資格を取るべく奮闘中!
コーヒーの魅力や情報を皆さんと共有するべく、ブログやtwitterで情報を発信しています。
松屋珈琲の生豆ケニアAAの特徴
松屋珈琲の生豆ケニアAAの特徴は以下になります。
◾️松屋珈琲の生豆ケニアAAの特徴
・Amazonからだと送料がお得に
・農園や生産者までわからない
・品質は普通で欠点豆も含まれる
・安いので焙煎初心者向き
・上手く焙煎すれば普通に美味しい
Amazonからだと送料がお得に
松屋珈琲のケニアAAはAmazonから購入した方が送料が安くなります。
Amazonとサイトからの購入で比較すると以下になります。
・サイトからの購入:税込1,749円+送料715円で合計2,464円
・Amazonからの購入:税込2,350円(配送料無料)
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Amazonサイトで購入するときは定期おトク便もあるので通常の注文を選択するようにしましょう。
農園や生産者までわからない
松屋珈琲のケニアAAは各農園から集められたコーヒーの生豆がミックスされているため農園や生産者まではわかりません。
豆の大きさ(スクリーンサイズ)はケニアで最上級とされるAA(スクリーンサイズ17〜18)なので、大粒の生豆になります。
ケニアの代表的な農園には以下のような地域特性があります。
・二エリ:強い酸味と柑橘系のフレーバー
・キリニャガ:強い酸味と柑橘系のフレーバー
・ティカ:柑橘系のフレーバーを伴った強いボディと酸味
・キアンブ:強いボディ、ブレンド向き
・ムランガ:強いボディ、ブレンド向き
・エンブ:過度な酸と花様フレーバー
上記のそれぞれから集められたスクリーンサイズの大きいもがケニアマサイAAとして売られています。
ケニアAAとケニアマサイAAは生豆の匂いを嗅ぐと違いがはっきりとわかります。
ケニアマサイAAの方がフルーツとしての種の香りが強いです。
焙煎してからのコーヒーの香りもケニアマサイAAの方が強くなり、より柑橘系のフレーバーが強い味わいになります。
品質は普通で欠点豆も含まれる
USフーズのケニアマサイAAと比べると品質は普通です。
生豆の状態での香りの強さがやはり違います。
強い香りのある方が焙煎してからケニアコーヒーのいい香りがするものが多いです。
欠点豆もあるのでお客さんにあげる場合はハンドピッキングで生豆を選別しましょう。
一般に欠点豆があると雑味が出てしまうと言われますが、
普段飲むコーヒーはハンドピッキングするのが面倒なので、私はそのまま焙煎してしまいます。
品質の良いケニアの生豆を手に入れたい人はこちらの記事をご参照ください↓
安いので焙煎初心者向き
他の通販サイトでも同様の生豆は売っていますが、私が見つけた中ではAmazonの松屋珈琲のケニアAAが一番安かったです。
ケニアAAの生豆は一般的に高級な部類に分類されます。
コモディティーコーヒーの代表であるブラジルサントスNO.2の1.5〜2倍の値段で取引されています。
焙煎初心者だと失敗するリスクもあるので、なるべく安くいコロンビアSUPなどがおすすめですが、
味わいの変化まで楽しみたい場合は、松屋珈琲のケニアAAがおすすめです。
上手く焙煎すれば普通に美味しい
松屋珈琲のケニアAAは上手く焙煎すれば普通に美味しいです。
私は去年ずっと松屋珈琲のケニアAAを焙煎して飲んでいました。
ケニア独特の柑橘系の香りやコクがハマる要因だと思います。
自家焙煎している人でコーヒーはケニアAAしか飲まない人も多いです。
酸味やフルーツ系のジューシーさが好きな人はケニアの浅煎りがいいと思います。
ケニアの浅煎りはスペシャルティコーヒーじゃないと雑味があってあまりおいしくないと思います。
PostCoffee(ポストコーヒー)で検索するとケニアの浅煎りスペシャルティがたくさんラインナップされています↓
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私はほのかな酸味と苦味やコクのあるバランスの取れたコーヒーが好きなので中煎り〜中深煎りに焙煎して楽しんでいます。
ケニアAAは中深煎りがベストな理由
松屋珈琲のケニアAAは中深煎りがベストだと思います。
その理由は以下になります。
※あくまでも私個人の考えなので参考までにしてください
◾️ケニアAAは中深煎りがベストな理由
・浅煎りだと酸味が強すぎる
・酸味と苦味のバランス
・中深煎りから深煎りで味わいが変わる
・煎り止めが分かりやすい
・失敗しても違った味わいが楽しめる
浅煎りだと酸味が強すぎる
松屋珈琲のケニアAAは、浅煎りだと酸味が強すぎます。
ケニアの生豆自体の味わいが柑橘系の酸味が強い傾向があるためです。
二エリ地区の浅煎りのスペシャルティコーヒーを飲んだことがありますが、舌に刺さるような酸味を感じて私には刺激が強すぎました。
生豆の品質自体は普通なので、品質を前面に出す浅煎りだと雑味が出てしまいます。
ほどよい酸味にするには中煎り〜中深煎りがベストだと思います。
酸味と苦味のバランス
深煎りにしすぎると酸味が抜けて苦味とコク、甘味を感じるコーヒーになります。
私の場合は苦いコーヒーはあまり好きではないです。
かといって酸味も強すぎるのも苦手ですが、酸味が抜けてしまうと物足りなさを感じます。
中煎り〜中深煎りの焙煎度合いは、ほのかな酸味と苦味のバランスが取れています。
松屋珈琲のケニアAAの生豆を色々な焙煎度合いで試してみたのですが、
中煎り〜中深煎りの焙煎度合いがケニア本来の風味を強く感じると思います。
中深煎りから深煎りで味わいが変わる
中深煎りから深煎りに焙煎が進むとケニア独特の酸味がなくなり苦味やコクが強くなってきます。
ケニアは浅煎りだとフレッシュな柑橘系の酸味が口いっぱいに広がりとても酸っぱいのですが、
この酸味がなくなってしまうと味わいのバランスが一部分欠けてしまっているように感じます。
ほのかな酸味を残しつつ苦味やコクとのバランスの取れた焙煎度合いは中深煎りくらいが限界だと思います。
煎り止めが分かりやすい
ケニアは深煎りにすると全く別物になるので、2ハゼ手前か2ハゼに入ってすぐに煎り止めしましょう。
2ハゼは小さな音なので聞き逃してしまいがちですが、匂いが甘い感じの煙が出てきたら2ハゼになります。
コーヒー豆の表面から油が出て黒くなっている状態です。
2ハゼは音、匂い、色で判断できるので煎り止めが初心者でも分かりやすいです。
赤外線温度計がある場合はコーヒー豆の表面温度が190℃あたりから2ハゼがはじまります。
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失敗しても違った味わいが楽しめる
中深煎りを狙っていても火を止め忘れたり、すぐに冷やさないと2ハゼが進んでしまうこともあります。
2ハゼの手前で煎り止めするのがベストなのですが、2ハゼに完全に入ってしまったコーヒー豆でも美味しくいただけます。
2ハゼに入ったケニアAAのコーヒーは苦味やコクが強くなり、ケニア独特の香りを楽しめます。
酸味が完全に抜けてしったと感じても、焙煎してから日にちをおくと酸味が復活したりします。
いずれにしてもケニアAAはシティーローストからフルシティーローストあたりを楽しむのがベストだと思います。
中深煎りの見極め方
中深煎りの見極め方は以下になります。
◾️中深煎りの見極め方
・2ハゼが鳴り出したら煎り止め
・甘い匂いの煙が出てくる
・コーヒー豆の色で判断する
片手鍋で中深煎りに焙煎する方法についていはこちらの記事をご参照ください↓
2ハゼが鳴り出したら煎り止め
中深煎りにするには、2ハゼが鳴り出したら煎り止めしましょう。
1ハゼがパンパンという音でわかりやすいのに対して、2ハゼはピチピチという小さな音になります。
片手鍋を振っているとピチピチという音は聞こえづらいです。
理想は2ハゼ手前で煎り止めするのがベストなので、赤外線温度計を使ってコーヒー豆の温度を確認しながら焙煎を進めましょう。
甘い匂いの煙が出てくる
中深煎りにするには、2ハゼが鳴り出す前の甘い匂いの煙が出てくるのを見極めましょう。
1ハゼがおさまってしばらく焙煎を進めると、煙が濃くなり匂いが変わるのですぐにわかると思います。
コーヒー豆の表面から油が出て、それが焦げるような香ばしくて甘い香りがします。
1ハゼピークから火加減を調整して煙が消えないようにするのがコツになります。
煙の出が弱まったら少し強火にしましょう。
徐々にコーヒー豆の温度を上昇させていくと190℃あたりで煙の匂いが変わるので注意しましょう。
コーヒー豆の色で判断する
中深煎りにするには、コーヒー豆の色で判断しましょう。
シティーローストは焦茶色になるのでわかりやすいです。
2ハゼがはじまるとコーヒー豆の表面に黒い斑点が出てきます。
コーヒー豆はシワがなくなりふっくらと膨らんでいるのがわかると思います。
中煎りから中深煎りは徐々にコーヒー豆の色が変化していくのでなかなか色で判断するのは難しいのですが、
コーヒー豆の色にムラがなくなり焦茶色になったら音や煙など他の2ハゼに合図に注意しましょう。
まとめ
今回は松屋珈琲の生豆ケニアAAの特徴を知りたい人やケニアAAは中深煎りがベストな理由を知りたい人に対して、
松屋珈琲の生豆ケニアAAは中深煎りの焙煎度合いがベストな理由をご紹介してきました。
まとめると以下になります。
◾️松屋珈琲の生豆ケニアAAの特徴
・Amazonからだと送料がお得に
・農園や生産者までわからない
・品質は普通で欠点豆も含まれる
・安いので焙煎初心者向き
・上手く焙煎すれば普通に美味しい
◾️ケニアAAは中深煎りがベストな理由
・浅煎りだと酸味が強すぎる
・酸味と苦味のバランス
・中深煎りから深煎りで味わいが変わる
・煎り止めが分かりやすい
・失敗しても違った味わいが楽しめる
◾️中深煎りの見極め方
・2ハゼが鳴り出したら煎り止め
・甘い匂いの煙が出てくる
・コーヒー豆の色で判断する
焙煎度合いの好みは人それぞれですが、松屋珈琲のケニアAAなら中煎り〜中深煎りがちょうど良いというのが私の結論になります。
片手鍋で中深煎りに焙煎するのはとてもわかりやすいということもありますが、
ケニア特有の酸味を前面に出した浅煎りにしてしまうと、松屋珈琲のケニアAAでは品質でスペシャルティコーヒーに負けてしまう場合があります。
中深煎りは片手鍋焙煎の初心者にもわかりやすいので、中深煎りに焙煎してハゼるタイミングを覚えましょう。
この記事が少しでも片手鍋焙煎で自分好みの焙煎度合いを探す手助けになってくれれば幸いです。
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