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【目から鱗の抽出方法】ジェームズ・ホフマンの究極のクレバードリッパーの抽出方法

コーヒー

クレバードリッパーの弱点を克服した抽出方法がジェームズ・ホフマン氏によって発表されました!

クレバードリッパーは世界中に愛用者のいるドリッパーなので、有名なバリスタがレシピを教えてくれるのっていいですよね。

ホフマン式の抽出方法ってどう違うにゃ?

お湯を先に入れて、後からコーヒー粉を入れてかき混ぜるやり方です。

普通の抽出手順の逆になるところが大きな違いになります。

私は1年間で1000杯以上のコーヒーを飲み続けていますが、ホフマン式のクレバードリッパーの抽出方法はまさに目から鱗でした。

中細挽きの浅煎りのコーヒー粉をクレバードリッパーで入れると確かに、終盤に抽出速度がもたつくことがあります。

粒度を荒くすれば解消できるのですが…

コーヒーの味わいが変わってしまいます。

この問題を解消できるのが、ジェームズ・ホフマンの究極のクレバードリッパーの抽出方法になります。

この記事を読むと以下のことがわかります。

・ジェームズ・ホフマンの究極のクレバードリッパーの抽出方法

・普通の抽出方法との違い

上記のことがわかります。

ホフマン式の抽出方法は、コーヒー豆の香りをより一層楽しめたり、クリアなコーヒーの味わいを楽しみたい人にはおすすめの抽出方法だと思います。

私はホフマン式の抽出方法をやってみて、香りの高いコーヒーが味わえるので驚いたというのが正直な感想です。

騙されたと思ってぜひ試してみましょう。

自己紹介

Bさん@アーキトリック

建築・古代住居・SFを考えることが大好きな一級建築士です。

暮らしに寄り添った建築士として、日々の暮らしに役立つ情報を発信しています。

世界25カ国以上のコーヒー豆を購入し、1年で1,000杯以上のコーヒーを飲み続けています。

現在コーヒーインストラクターの資格を取るべく奮闘中!

コーヒーの魅力や情報を皆さんと共有するべく、ブログやtwitterで情報を発信しています。

ジェームズ・ホフマンとクレバードリッパー

まずは、ジェームズ・ホフマンとクレバードリッパーについて詳しくみていきましょう。

ジェームズ・ホフマンとは?

ジェームズ・ホフマン

・本名:James Alexander Hoffmann

・出身:英国スタッフォードシャー

・生年月日:1979年12月11日

・出身大学:英国ダラム大学

ジェームズ・ホフマン(James Hoffmann)氏は、コーヒーを愛する2007年ワールドバリスタチャンピオンであり、起業家、執筆家、そしてインフルエンサーです。

2007年:ロンドンにて自身の焙煎所「Square Mile Coffee Roasters」を共同設立。

2014年:世界のコーヒーラバーの愛読書『The World Atlas of Coffee(英語)』を出版。

ワールドバリスタチャンピオンシップとは世界一のバリスタの競技会です。

世界50カ国以上の国でそれぞれ競技会を行い、そこで勝ち抜いたナショナルチャンピオンが世界大会が開催されます。

その2007年ワールドバリスタチャンピオンであるジェームズ・ホフマンはSNSでコーヒーについての色々な発信をしています。

バリスタを目指している人たちにとっては神的な人気があります。

クレバードリッパーについて

Amazonより

クレバーコーヒードリッパー:半透明ブラック(Lサイズ)
¥2,860

クレバードリッパーは2009年に台湾のE.K.Int’l社から発売されました。

クレバードリッパーの「クレバー」は、英語で「賢い(clever)」という意味があります。

その名の通りクレバードリッパーは、とてもよくできたドリッパーで、「底」の部分に秘密があります。

クレバードリッパーは、底部にシリコンラバー製の「弁」が付いています。

この「弁」は、テーブルの上など平らな場所に置くだけでは閉じたままの状態となっているため、お湯を注いでも底穴からコーヒー液が出ることはありません。

コーヒードリッパー内部でコーヒー粉がお湯に浸り、十分に抽出ができたタイミングでカップやサーバーの上へおくと、

底部の「弁」が開き、コーヒードリッパー内部に溜まっていたコーヒー液が一気に落ちていく仕組みになっています。

クレバードリッパーについて詳しくはこちらの記事をご参照ください↓

クレバードリッパーの弱点と克服方法

クレバードリッパーの弱点は以下とされています。

・コーヒー粉から均一に抽出できない

・抽出時間が長くなる

この弱点を克服したクレバードリッパーの入れ方についてはこちらのyoutubeをご覧ください。

簡単にいうとお湯を先に入れて、後からコーヒー粉を入れる方法です。

これによりコーヒー粉が均一にお湯に接してゆき、ペーパーフィルターの目詰まりが少なくなり、抽出時間が短くなるとのことです。

次に実際にやってみて確かに抽出時間は早くなるのかやコーヒーの味わいについて比較検証してみたいと思います。

ジェームズ・ホフマンの抽出方法

ジェームズ・ホフマンの抽出方法は以下になります。

①ペーパーフィルターをセット

②先にお湯を注ぐ

③コーヒー粉を投入する

④かき混ぜて2分待つ

⑤もう一度かき混ぜて軽く回す

⑥コーヒーを抽出する

⑦完成

コーヒーのレシピ

・コーヒー豆:エチオピア・グジ・ゲイシャジャスミンG1、浅煎り

・焙煎日から:2日目

・コーヒー粉:18g

・注ぐお湯の量:250g

・抽出量:200g

・お湯の温度:95℃

・粒度:中細挽き(C2MAX:18クリック)

・浸漬時間:2分30秒

新鮮なエチオピアの浅煎りのコーヒー豆が手に入ったのでこちらで試してみようと思います。

本当にエチオピアは紅茶のような香りがして美味しいですよね。

ペーパーフィルターをセット

ペーパーフィルターをセットします。

茶色い無漂白タイプはペーパー臭が強いので酸素漂白された白いペーパーフィルターがおすすめ。

お湯でペーパーフィルターをリンスしましょう。

リンスをすることでペーパー臭を取り除くことができる。

先にお湯を注ぐ

沸騰したお湯を先に投入します。

コーヒー粉を先入れするオーソドックスと逆の順番になるので注意しましょう。

オーソドックスレシピは以下の記事をご参照ください↓

コーヒー粉を投入する

お湯の上に挽いたコーヒー粉を投入します。

ポイントは挽いたら速やかに投入すること。

理由は2つあります。

・アロマやフレーバーなどの揮発性物質の減少を最小限に抑えるため。

・湯温の低下を最小限に抑えるため。

挽き目(メッシュ)は中細挽きがいいとしています。

タイムモアC2MAXでは18〜16クリックくらいがいいと思います。

普通のクレバードリッパーの抽出方法だと中細挽きの浅煎りは抽出後半で詰まることが多いのですが、この抽出方法であれば全く問題なく抽出できます。

甘さや複雑なフレーバーをしっかりと引き出してくれます。

かき混ぜて2分待つ

すぐにスプーンで表面を10〜15回ほどかき混ぜます。

ポイントは粉がダマの状態にならないよう全ての粉がお湯と馴染むように混ぜることです。

混ぜ終わったら2分待ちます。

もう一度かき混ぜて軽く回す

2分経過後に表面に浮いてきた粉を軽く2、3回かき混ぜます。

その後フィルター側面についている粉を落とすため軽くクレバーを回し、さらに30秒間待ちます。

この30秒間の間に全てのコーヒー粉は底に沈み、フラットな層になり均一な抽出を促してくれます。

コーヒーを抽出する

最後の30秒を待ったらクレバーをサーバーに乗せて透過を開始します。

従来のやり方であれば2〜3分ほど掛かっていたものが約1分ほどで全て落ち切ってくれます。

微粉によるフィルターの目詰まりが起きづらいのがこの抽出方法の特徴です。

完成

抽出が終わったら完成です。

ドリッパー内の層が真っ平らになっていればコーヒーの成分を均一に抽出できている証拠です↓

非常に口当たりが良く、ペーパーフィルター抽出によるクリアな味わいになります。

さらに余韻の甘さを感じる素晴らしい浅煎りのコーヒーが出来上がります。

普通に入れるコーヒーとの比較検証

普通に入れるコーヒーとの比較検証は以下になります。

抽出時間の比較

抽出時間の比較は以下になります。

・普通の抽出時間:2:20

・ホフマン式の抽出時間:1:30

確かにホフマン式の方がフィルターの目詰まりがなくスムーズに抽出できますね。

同じ1:30の時点で普通の抽出だと、フィルターが目詰まりを起こして急激に抽出速度が遅くなってしまいました↓

抽出時間が長いとお湯に浸っている時間が長くなるので、苦味や雑味が出やすくなります。

コーヒー豆が新鮮なら普通の抽出方法でも美味しいコーヒーは入れられますが、終盤の抽出速度のもたつきは確かに気になりますね。

コーヒー粉の粒度はタイムモアのコーヒーミルC2MAXで18クリックで中細挽きです。

これより細かく挽くとなるとさらに遅くなりそうです。

コーヒーの味わいの違い

ホフマン式の抽出方法の方が、コーヒー粉を入れる直前にコーヒー豆を挽くので、コーヒー豆を挽いた瞬間に発生する揮発性のいい香りが強く感じました

また、抽出時間が短くなるので苦味や雑味のないクリアな味わいのコーヒーが抽出されました。

今回使用したコーヒー豆はエチオピアのコーヒー豆で香りが特徴的なものです。

ホフマン式の方がその香りを存分に楽しめるというのが結論になります。

コーヒーの成分に関しては普通の抽出方法の方が強く出ると思います。

コーヒー豆の鮮度が良ければどう入れても美味しいコーヒーが抽出できるのですが…

香りを楽しみたいコーヒー豆の時はホフマン式の抽出方法の方がいいと思います。

まとめ

今回はジェームズ・ホフマンのクレバードリッパーの抽出方法が知りたい人やクレバードリッパーでもっと美味しいコーヒーを入れたい人に対して、

ジェームズ・ホフマンの究極のクレバードリッパーの抽出方法をご紹介してきました。

まとめると以下になります。

■ジェームズ・ホフマンの抽出方法

①ペーパーフィルターをセット

②先にお湯を注ぐ

③コーヒー粉を投入する

④かき混ぜて2分待つ

⑤もう一度かき混ぜて軽く回す

⑥コーヒーを抽出する

⑦完成

ホフマン式の抽出方法は、コーヒー豆の香りをより一層楽しめたり、クリアなコーヒーの味わいを楽しみたい人にはおすすめの抽出方法だと思います。

私はホフマン式の抽出方法をやってみて、香りの高いコーヒーが味わえるので驚いたというのが正直な感想です。

騙されたと思ってぜひ試してみましょう。

クレバーコーヒードリッパー:半透明ブラック(Lサイズ)
¥2,860

この記事を参考に自分なりのクレバードリッパーの抽出方法を見つける手助けになってくれれば幸いです。

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