浅煎りに焙煎されたコーヒーはフルーツのような酸味や紅茶のような華やかな香りなど、コーヒーの楽しみ方を広げてくれます。
しかしながら、自家焙煎で浅煎りに焙煎するのは難しいです。
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浅煎りに焙煎するのってなんで難しいの?
コーヒー豆の表情や煙の匂い、豆の温度などをしっかりと観察しないと浅煎りの煎り止めタイミングがつかめないです。
私は片手鍋の自家焙煎を知ってから、毎朝飲むコーヒーは自分で焙煎したコーヒー豆で楽しんでいます。
片手鍋の自家焙煎についてはこちらの記事をご参照ください↓
片手鍋の自家焙煎はとても簡単で20分程度で生豆をきれいに焙煎することができるのでおすすめです。
今回は片手鍋でコーヒーの生豆を浅煎りに焙煎する時の5つのポイントをご紹介します。
この記事を読むと以下のことがわかります。
・浅煎りにする時の5つのポイント
・浅煎りの煎り止めのタイミング
・浅煎りのコーヒー豆を楽しむ方法
上記のことがわかります。
最初から浅煎りにチャレンジすると失敗することが多いです。
浅煎りでの失敗で多いのは、ちゃんと内部まで火が通らずにエグ味が出てしまうことです。
まずは中煎りをしっかりとマスターして、コーヒー豆の変化を観察しましょう。
自己紹介
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Bさん@アーキトリック
建築・古代住居・SFを考えることが大好きな一級建築士です。
暮らしに寄り添った建築士として、日々の暮らしに役立つ情報を発信しています。
世界25カ国以上のコーヒー豆を購入し、1年で1,000杯以上のコーヒーを飲み続けています。
現在コーヒーインストラクターの資格を取るべく奮闘中!
コーヒーの魅力や情報を皆さんと共有するべく、ブログやtwitterで情報を発信しています。
浅煎りにする時の5つのポイント
浅煎りに焙煎する時の5つのポイントは以下になります。
・鍋をふる間隔を短くする
・1ハゼの少し前で火力を少し弱める
・ふたの開け閉めで温度を調節する
・煎り止めのタイミングを見極める
・焙煎時間は13分以内を目標にする
鍋をふる間隔を短くする
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普段の中煎りを焙煎する時は
「3秒火にかけて3〜4回ふる」
を基本に鍋をふっていますが、
浅煎りの時は
「2秒火にかけて3〜4回ふる」
ことを意識して、鍋をふる感覚を短くしています。
生豆の温度をなるべく均一にすることと、ムラなく焙煎することができるからです。
1ハゼが始まってから鍋のふり方を変えてもいいのですが、
生豆の温度上昇を確実に抑え込むなら最初から鍋のふり方を変えた方がいいと思います。
1ハゼの少し前で火力を少し弱める
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1ハゼ前で煙が強く上がってくるタイミングで火力を少し弱めます。
火力が強い状態で1ハゼを迎えてしまうと、1ハゼ後の生豆の温度上昇が緩やかにならないからです。
1ハゼのタイミングは生豆の色と煙の上がり方で判断します。
1ハゼが2、3発パチパチと鳴り始める前に火力を弱火にしましょう。
ふたの開け閉めで温度を調節する
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1ハゼの音が大きかったらしっかりとふたを開けたり、
あまりハゼていない場合はふたの開ける頻度を少なくして、
片手鍋の中の温度が冷めてしまわないようにします。
ふたの開け閉めで温度を調節して、1ハゼで出る煙を止めないことと、温度をあまり上昇させないことに注意しましょう。
煎り止めのタイミングを見極める
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煎り止めのタイミングを見極めて火を止めましょう。
煎り止めのタイミングは以下になります。
・シワが少し残っている
・豆の色は明るい茶色
・香ばしい香りがし始める
中煎りになると表面のシワは伸びてなくなります。
中煎りになる前に火を止めましょう。
中煎りの場合は2ハゼが始まるタイミングで火を止めますが、浅煎りの場合ははっきりとした煎り止めのタイミングがありません。
コーヒー豆の表情や煙の匂いなどを頼りに自分で見極めましょう。
焙煎時間は13分以内を目標にする
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1ハゼが8分前後、煎り止めが13分以内になるように焙煎します。
1ハゼがしっかりとおさまらない前に煎り止めにしてしまうと、生焼けのエグミが出てしまいます。
1ハゼがしっかりとおさまり、コーヒー豆の表情や煙の匂いに気をつけながら焙煎を進めましょう。
煙の出を止めないように注意しながらコーヒー豆の温度をキープしましょう。
焙煎時間を長くすると浅煎りの魅力である豆の特徴や香りが抜けてしまうので13分以内を目標にしましょう。
浅煎りの煎り止めのタイミング
浅煎りの煎り止めのタイミングは以下の点に注意しましょう。
・シワが少し残っている
・豆の色は明るい茶色
・香ばしい香りがし始める
シワが少しの残っている
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1ハゼが終わって徐々にコーヒー豆の温度を上げていくと豆が膨らんで2ハゼに入ります。
2ハゼに入ってしまうと中煎り〜中深煎りになってしまうので、豆が完全に膨らむ手前で火を止めましょう。
コーヒー豆の表面に少し横シワが残っているのを確認しましょう。
豆の色は明るい茶色
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豆の色は2ハゼに近づくにつれて焦茶色になっていきます。
1ハゼが始まる前に火加減を弱くして緩やかに温度を上げていきましょう。
豆の色は明るい茶色で、1ハゼの段階より少し茶色が強くなったところで火を止めましょう。
香ばしい香りがし始める
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1ハゼが始まってしばらくすると煙の匂いが変わってきます。
香ばしい香りがし始めると2ハゼに入ってしまうので、香りが変わった段階で火を止めましょう。
1ハゼがおさまっても煙を出し続けるように火加減を調節しましょう。
この段階でゆっくり確実に焙煎しないと生焼けになりエグ味が出てしまいます。
浅煎りのコーヒー豆を楽しむ方法
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浅煎りのコーヒー豆を楽しむには以下の点に注意しましょう。
浅煎りに適したコーヒー豆を選ぶ
浅煎りに適したコーヒー豆を選びましょう。
具体的には以下の産地の豆が一般的です。
・エチオピア(モカ)
・タンザニア(キリマンジャロ)
・ルワンダ
・コスタリカ
・ジャマイカ(ブルーマウンテン)
などの産地が有名です。
今回、浅煎り焙煎で使用したコーヒー豆はルワンダ産になります↓
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浅煎りコーヒーはフルーツのような酸味や紅茶のような華やかな香りが楽しめるのが特徴です。
コーヒーの酸味が苦手な人もいますが、私の場合は酸味がないと物足りなさを感じてしまいます。
華やかな酸味を楽しみたい方には、浅煎りコーヒーがおすすめです。
※コーヒーの生豆を通販で購入する場合はお店によっては質の悪い生豆を購入してしまうケースが多いです。
通販でのコーヒーの生豆の購入なら、こちらの記事をご参照ください↓
浅煎りに適したドリッパーを選ぶ
浅煎りに焙煎したコーヒー豆は浅煎りに適したドリッパーで抽出しましょう。
代表的なドリッパーは「ハリオV60」になります。
ハリオV60の具体的な入れ方やレシピはこちらの記事をご参照ください↓
ハリオV60でコーヒーを抽出するとクリアでボディのしっかりとしたコーヒーの味わいになります。
フレーバー重視の浅煎りコーヒーにはピッタリのドリッパーだと思います。
注ぐお湯の温度を高めに設定する
浅煎りのコーヒー豆の場合は注ぐお湯の温度を高めに設定しましょう。
できれば92℃以上が望ましいです。
注ぐお湯の温度が高いとコーヒーの成分がしっかりと抽出されます。
一般にコーヒーはお湯が高いと苦味が強くなり、お湯が低いと酸味が強くなる傾向があります。
もともと酸味の強い浅煎りの場合は、酸味を強くするよりも高温で苦味を強く抽出した方がバランスが取れて美味しいコーヒーになります。
まとめ
今回は片手鍋で浅煎りに焙煎したい人や浅煎りに焙煎するとき注意点を知りたい人に対して、
片手鍋でコーヒーの生豆を浅煎りに焙煎する時の5つのポイントをご紹介してきました。
まとめると以下になります。
◾️浅煎りにする時の5つのポイント
・鍋をふる間隔を短くする
・1ハゼの少し前で火力を少し弱める
・ふたの開け閉めで温度を調節する
・煎り止めのタイミングを見極める
・焙煎時間は13分以内を目標にする
◾️煎り止めのタイミング
・シワが少し残っている
・豆の色は明るい茶色
・香ばしい香りがし始める
◾️浅煎りに適したコーヒー豆
・エチオピア(モカ)
・タンザニア(キリマンジャロ)
・ルワンダ
・コスタリカ
・ジャマイカ(ブルーマウンテン)
最初から浅煎りにチャレンジすると失敗することが多いです。
浅煎りでの失敗で多いのは、ちゃんと内部まで火が通らずにエグ味が出てしまうことです。
まずは中煎りをしっかりとマスターしてから浅煎りにチャレンジしましょう。
この記事が少しでも浅煎り焙煎にチャレンジする人のお役に立てれば幸いです。
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