設計事務所を立ち上げたばかりの時は続けて仕事がなくてとても苦労すると思います。
以前に勤めていた会社から仕事を回してもらったりできればいいのですが、それだけでは独立した意味があまりないのですが…
自分で設計事務所としての収入が安定するまで、副業することで生計を立てなければ最初は難しいと思います。
副業を探すにはどうしたらいいにゃ?
今では副業マッチングサイトがたくさん出ていますが、その中でおすすめなのはAnycrew(エニィクルー)です↓
Facebookアカウントがあれば簡単に登録でき、空いた時間で柔軟に対応できる案件が見つかります。
やはり安定した収入がないと設計事務所を運営することは難しいです。
設計事務所を設計の仕事だけで続けようとすると仕事が途切れた場合とても苦労すると思います。
私も設計事務所をなんとか16年間の続けて来れたのもパースや定期報告の副業などがあったのが大きいいと思います。
今回の対象者は以下の人たちに向けて記事を書いています。
・副業を探している建築士の人
・事務所を始めたばかりで仕事がない人
上記の方々に対して、建築士におすすめの副業を10こ紹介します。
この記事で設計事務所を続けるための安定した収入を得る手助けになってくれれば幸いです。
自己紹介
Bさん@アーキトリック
建築・古代住居・SFを考えることが大好きな一級建築士です。
暮らしに寄り添った建築士として、日々の暮らしに役立つ情報を発信しています。
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役立つ情報をみんなで共有できるような書き込みは大歓迎です。
建築士におすすめの副業10選
建築士におすすめの副業は以下の10こになります。
①図面のトレースや図面作成
②建築パース作成
③ブログ運営やアフィリエイト
④WEBライター
⑤工務店のリフォームプランの作成
⑥実施設計や申請代行
⑦建築設備等の定期報告
⑧専門学校の講師
⑨建築アドバイザー
⑩副業マッチングサイト
①図面のトレースや図面作成
一番おすすめな副業は図面のトレースや図面作成の業務です。
図面のトレースとは手書きで図面からCAD化して複製する作業のことです。
サッシや設備のメーカーから製品図面を依頼されたり、手書き図面をCAD化する仕事が多いです。
CADが使えれば比較的に簡単に始められます。
しかもこの仕事は在宅勤務で全て完結させることができるので、
時間の融通が利きやすい上に本業の勉強にもなるといったメリットがあります。
デメリットとして、単純作業であるためモチベーションが上がりづらい点、そもそもの案件数が少ない点が挙げられます。
相場は1件あたり数万円程度のことが多いです。
②建築パース作成
次におすすめなのは建築パースを作成する業務です。
3DCGで製作した外観パースや内観パースを作成します。
設計事務所や建設会社からの依頼が多い仕事になります。
注文住宅や店舗などはそれぞれに違う外観になるのでその都度、外観パースが必要になります。
お客さんとの打ち合わせ用のイメージパースだけでなく、
仕上げのを決めるためのパターンだしやチラシ広告に使う建築パースなど用途はさまざまです。
建築パースの作成は図面のトレースや図面作成と同様に在宅勤務で全て完結させることができるので、
時間の融通が効きやすい上に図面資料などでいま流行りの納まりなどを勉強できるメリットがあります。
デメリットとしては3DCGの製作が早く、精度が高くないと仕事にならないことです。
私も建築パース作成はやっていて、この副業だけでも十分に設計事務所を運営できています。
③ブログ運営やアフィリエイト
次のおすすめはブログ運営やアフィリエイトです。
アフィリエイトとはインターネット広告手法のひとつで「成果報酬型広告」とも呼ばれます。
noteやYoutubeなどの媒体で収入を得る方法もありますが…
基本的にWordpressでブログを運営し、Google AdSense(Google広告)やAmazonアソシエイト、ASPなどから収入を得る仕事です。
ブロガーなどとして活用する場合は、人気の記事を書き多くの人の目に留まるようになれば、将来的には100万円の月収も夢ではありません。
しかし、ブロガーとして稼げるようになるためには最低でも1年以上の期間がかかってしまう点がデメリットと言えます。
読者を獲得して多くの人に読んでもらうためには、継続的に1年以上記事を書き続けることや、
なんでも試してみるといった積極的な姿勢が必要になります。
ブログ運営は読者を本業である設計の仕事への誘導もできるので、いま私も力を入れていれて取り組んでいます。
アフィリエイトの収入の目安としては、半年間記事を上げ続けて4000~5000円/月、三年続けて5万円/月程度が目安だと思います。
④WEBライター
建築士の専門知識を生かした副業でおすすめなのはWEBライター業務です。
建築に関する専門的知識を持っていることで濃い内容の記事を書けることから、ライター業界での需要がかなり大きいのです。
建築系の会社やリフォーム大手が作っている広報用のサイトの記事を書くことは、
資格の勉強で学んだ専門的な知識をダイレクトで生かせるため大きなやりがいを感じることができるでしょう。
クラウドソーシングサイトで検索すれば建築士向けのコラム記事作成の募集がたくさんありますので、ぜひ応募してみてください。
このライター業務の相場は1文字あたり0.5~0.6円程度です。
インターネットの環境さえあれば自宅でもできるのがメリットですが、単価はそこまで高くないため莫大な収入は得られない点はデメリットと言えるでしょう。
⑤工務店のリフォームプランの作成
工務店との付き合いがあればリフォームプランの作成はおすすめの業務です。
工務店では現場監督がメインなので設計作業にあまり人を使えないという場合に設計事務所に外注することが多いです。
リフォームプランは建築の知識があれば簡単にできます。
図面としては、配置図、平面図、立面図、展開図、什器図などがかければ誰でも作成することができます。
住宅のリフォームの場合は図面枚数×3〜4万円程度です。
リフォームによっては確認申請や補助金申請などを伴ったものもあり設計業務としてしっかりと報酬を得ることができる業務になります。
⑥実施設計や申請代行
設計事務所を運営しているのであれば実施設計や申請代行の業務もおすすめです。
実施設計は現場を収めるための設計図面を作成する業務などです。
工務店では現場監督がメインなので設計作業にあまり人を使えないという場合に設計事務所に外注することが多いです。
また、事務所登録している建築士であれば確認申請を代行する仕事もできます。
確認申請に必要な図面作成には時間がかかり、時間短縮や人件費削減のために代行業者を利用するケースも多いです。
確認申請のためには事務所登録している建築士であることが必須であるため、建築士の資格を所持している方にとってはふさわしい副業と言えるでしょう。
報酬も高く、一つの案件で充分な収入を得ることができます。
その分、時間も手間もかかるので本業に支障が出る可能性があることも考慮しましょう。
⑦建築設備等の定期報告
建築設備等の定期報告もおすすめの副業です。
多くの人が利用する建築物等(ホテル、店舗、病院、福祉施設、学校、興行場、デパート等)ひとたび火災や事故が起こると人命に係わる大惨事になる恐れがあります。
そのような事故を未然に防ぐために、適切に維持管理がされているか、適法状態になっているかをチェックするのが定期報告です。
具体的には排煙設備、非常照明、避難経路の確保などをチェックして書類を作成する業務になります。
建物規模にもよりますが、一日で現場の調査は終わります。
提出書類も書式を一度作ればあとは使いまわせるので大変な作業ではありません。
一件あたり15万程度の報酬が相場になっているので、数物件を掛け持ちすればこれだけで十分に設計事務所を運営できます。
⑧専門学校の講師
専門学校や予備校の講師もおすすめの副業です。
専門学校や予備校などで建築士の試験に向けての授業をおこないます。
予備校などの場合は、その授業を受けた生徒の建築士試験の合格率が上がれば手当てがアップすることもあります。
デメリットとしては、時間の縛りがあることです。
通常仕事をしている時間帯に授業がある場合に講師として副業をするのは現実的ではありません。
ですが、夜間や土日の授業であればスケジュールを調整して講師として働けます。
また、最近は一つの教室に集まって授業を受けるのではなくオンラインでの授業も人気があります。
相手が希望する時間帯に時間を空けられるのであれば、自宅からでもパソコン一つで授業をおこなえます。
時給は3500円〜5000円と比較的待遇が恵まれている点がメリットです。
ただし、講義の前の下準備がかなり大変であったり、
合格率が悪いと給料を下げられたりとかなり実績が重視されるシビアな世界であるのはデメリットとしてあげられます。
人に物事を教えることが得意であったり、それを楽しめる人には向いている仕事です。
⑨建築アドバイザー
住宅相談会のアドバイザーなどとして単発で引き受ける副業もあります。
また、市や商工会議所、事務所協会などが行なっている建築相談のアドバイザーなどもあります。
具体的には、住宅展覧会や住宅展示場などのブースで来客の対応したり、間取りを提案したり、リフォームの相談に乗ったりすることです。
建築士の人数が足りていない中小の建設会社やハウスメーカー主催のイベントでは多くの建築士の需要があり、実際に単発の仕事が多くヒットするでしょう。
報酬の相場は日当で1~3万円ですが個人のスキル次第です。
インテリアに関しての知識はもちろんのこと、一級建築士などの資格を保有していないとこの副業は難しいと思います。
建築士の勉強で学んだ専門知識を十分に生かした仕事ができる上に、貴重な経験が積める点は大きなメリットです。
ただし、休日が丸一日潰れてしまう点はデメリットで、また営業や対面業務が苦手な方には向きません。
⑩副業マッチングサイト
いまでは携帯ひとつあれば副業マッチングサイトで副業を探すことができます。
副業マッチングサイトならAnycrew(エニィクルー)がおすすめです↓
リモートワーク、在宅などの案件が多くあります。
Anycrew(エニィクルー)では空いた時間で柔軟に対応できる案件が見つかります。
Facebookアカウントがあれば簡単に登録できます。
仕事を受けるフリーランス・副業人材の方には一切費用がかかりません。
Web上でプロフィールを入力頂くだけで、面談や職務経歴書は不要ですので、ぜひ利用してみてください。
副業を選ぶ時のポイント
副業を選ぶときのポイントとしては以下のことに注意しましょう。
・使える時間と体力を考える
・副業収入の目標を考える
・スキルを積めるか考える
使える時間と体力を考える
副業を選ぶ時のポイントとしてまずは使える時間と体力を考えましょう。
使える時間は週に何回なら本業に支障ないかを自分で決めておくと良いと思います。
また、集中力を必要とする作業の場合はしっかりと休まないとミスしてしまったりするので、
自分の体力、集中力をしっかりと把握して無理のないように副業をしましょう。
実際に副業を考えてみると、
「移動時間がもったいない」
「わざわざ副業のために通勤ラッシュに巻き込まれたくない」
という考えから、多くの人は在宅でできる副業を行っています。
副業収入の目標を考える
副業を選ぶときのポイントとして副業収入の目標を立てましょう。
副業で得たい年収や月収目標を考えた上で、どのような時給やどの程度の収入の案件をやるべきかを考えることも大切です。
副業はあくまでサブの仕事なので、メインの業務との両立をまずは考えなければなりません。
そのため、
「とにかくお金を稼ぎたい」
というモチベーションだけではなかなか長続きせず、途中で無理が発生してしまう恐れがあります。
副業による年収や月収目標を立てるときは、いつまでに達成するかも加味して計画を立てるといいと思います。
スキルを積めるか考える
副業を選ぶポイントとしてその業務でスキルを積めるかを考えましょう。
副業を行うときに、単にお金を稼ぐ目的ではなく自分の建築士としてのスキルをどう生かせるのかを考えると有意義な副業になります。
又は、その仕事を生かしてどのような新しいスキルを身に着けたいのかを考えておくのも良いでしょう。
このように
「副業で何を得て、どのようなスキルを身に着けたいのか」
という目的を明確にしておくと、高いモチベーションを維持しながら副業をすることができます。
まとめ
今回は副業を探している建築士の人や事務所を始めたばかりで仕事がない人に対して、
建築士におすすめの副業を10こ紹介してきました。
まとめると以下になります。
■建築士におすすめの副業10選
①図面のトレースや図面作成
②建築パース作成
③ブログ運営やアフィリエイト
④WEBライター
⑤工務店のリフォームプランの作成
⑥実施設計や申請代行
⑦建築設備等の定期報告
⑧専門学校の講師
⑨建築アドバイザー
⑩副業マッチングサイト
■副業を選ぶ時のポイント
・使える時間と体力を考える
・副業収入の目標を考える
・スキルを積めるか考える
副業をすると本業がおろそかになってしまいがちですが、しっかりと計画を立てて副業をしていきましょう。
できれば本業につながるまたは本業に役立つスキルを身につけられる副業を選ぶといいと思います。
この記事で設計事務所を続けるための安定した収入を得る手助けになってくれれば幸いです。
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