コーヒーポットって色々なデザインのものがあるので迷ってしまいますね。
ホーローでカラフルなデザインのものや、IHで直接お湯を沸かせたり、保温機能のついたものまで様々あります。
コーヒーポットってどう選ぶにゃ?
コーヒーポットの選び方は様々ですが、私なら表現したいコーヒーにあったドリップポットを選びます。
表現したいコーヒーはドリッパーによって変わってきます。
ドリッパーの使い分けについてはこちらの記事をご参照ください↓
今回の対象者は以下の人たちに向けて記事を書いています。
・コーヒーポットの選び方がわからない人
・表現したいコーヒーにあったドリップポットを使い分けたい人
上記の方々に対して、表現したいコーヒーにあったドリップポットの選び方をご紹介します。
この記事が自分にあったドリップポットを見つけられる手助けになってくれれば幸いです。
自己紹介
Bさん@アーキトリック
建築・古代住居・SFを考えることが大好きな一級建築士です。
暮らしに寄り添った建築士として、日々の暮らしに役立つ情報を発信しています。
世界25カ国以上のコーヒー豆を購入し、1年で1,000杯以上のコーヒーを飲み続けています。
現在コーヒーインストラクターの資格を取るべく奮闘中!
コーヒーの魅力や情報を皆さんと共有するべく、ブログやtwitterで情報を発信しています。
コーヒーポットについて
コーヒーポットについて様々な種類がありますが、まず押さえておきたいことは以下の4点になります。
・大きさ
・材質
・機能性
・注ぎ口の形状
大きさ
一度にどのくらいのコーヒーの量をドリップするのかで大きさが変わってきます。
あまり大きすぎても使い勝手が悪いので適度な量の大きさのコーヒーポットを選びましょう。
コーヒー1杯が約140mlなので、2〜4杯なら500〜800mlくらいの大きさのものがちょうど良いと思います。
私は毎日5〜6杯分を入れるので、カリタのステンレス製のコーヒーポット1.2Lのものを使用しています。
しかしながら、大きすぎて細やかな注ぎ方ができないので小さいものが欲しいと思っています。
材質
材質は大きく3種類あります。
・ステンレス製
・ホーロー製
・銅製
ステンレス製
丈夫でサビにくいため、お手入れもしやすいのが、ステンレス製ポットの特徴です。
凹んだり傷が付いたりしにくいため、扱いやすいとポットと言えるでしょう。
ロングセラーブランドのものなど、ドリップポットとしては基本にして究極と言えるようなデザインのものも多く、
初めて買うポットとしてもおすすめです。
ホーロー製
ホーローは、金属の表面にガラス質の素材がコーティングされているもので、カラーバリエーションが豊富なのが特徴です。
ホーロー製のドリップポットはお湯が冷めにくいというメリットもありますが、
ステンレスなどに比べ、傷が付きやすいため、ぶつけたりしないよう注意しましょう。
銅製
銅製のポットは熱伝導率が高いため、お湯が温まりやすいのが特徴です。
使い続けることで独特の風合いに仕上がっていき、インテリアとしても魅力的です。
きちんと手入れすれば非常に長持ちしますが、価格はかなりお高めです。
機能性
「時間のない朝でもコーヒーを飲みたい」という人は、お湯がすぐに沸くポットを選ぶと時短になります。
キッチン家電でもおなじみの電気でお湯が沸かせるケトルで、細口のタイプのものも最近増えてきています。
沸騰後は電源が自動オフになるので、バタバタしてしまう忙しい朝でも、安全かつスピーディーにお湯を沸かせます。
また、温度計付きの電気ケトルもあるので、狙った温度で淹れたい人には、温度計で都度測る手間も省けるので使い勝手が良いでしょう。
温度計付きの電気ケトルなら以下がおすすめです↓
ハリオV60 温度調節付きパワーケトル・ヴォーノN
¥13,500
容量:800ml
50〜96℃の範囲で、1℃単位で湯沸かし温度を調節できる便利な電気ケトルです。
それだけでなく、中に水が入っていないときに加熱を止める空焚き防止機能や、
10分間操作がないと自動で電源が切れるオートパワーオフ機能など、安全に使える機能も備わっています。
人気のヴォーノの形状を踏襲し、握りやすいグリップと細口の注ぎ口で安定した注湯が可能です。
山善 電気ケトルYKG-C800
¥5,780
容量:800ml
手軽にお湯を沸かすことができる電気ケトルです。
握りやすい大きな取っ手や細口の注ぎ口など、ハンドドリップに適した設計が施されています。
大きな特徴は、60〜100℃まで1℃単位で温度調整ができること。
温度設定のスイッチを操作すれば、ハンドドリップに適した97℃に調整するのも簡単です。
60分の保温機能も備わっているので、おかわりしたいときに便利です。
マットなブラックカラーの本体は、キッチンのインテリアとしても馴染むデザインです。
注ぎ口の形状
注ぎ口の形状はどのようなコーヒーを入れたいのかでも変わってきます。
注ぎ口の形状はコーヒーの味にダイレクトに影響してきます。
注ぎ口の形状がポットによって違うので、実際に使ってお湯を注いでみるといいのですが…
デミタスコーヒーが好きな人なら、点滴のようにポタポタと落ちてくれるものや一定に細いお湯を注げるものを選びましょう。
ドリッパーがハリオのように高速抽出ができるものを使用している場合は、お湯の量を調節できるものがいいと思います。
以下で表現したいコーヒーにあったドリップポットを詳しく見ていきましょう。
表現したいコーヒーにあったドリップポット
ドリップポットは注ぎ口の形状ごとに使い分けるとよりドリップコーヒーの表現の幅が広がります。
代表的な使い分けを以下の3タイプに分けてみました。
・スタンダード系
・職人系
・アーティスト系
スタンダード系
どんな入れ方でも対応できるタイプのドリップポットです。
このタイプはカジュアルで使い勝手の良いものが多いです。
コーヒーを入れるためにはある程度お湯の量をコントロールする必要があるので基本的に口が細いものが多いです。
細い口の先に特別な加工がされていないものと加工されているものがあります。
どんな味のコーヒーがまだわからない人やこれから探していこうと思っている人に向いているドリップポットです。
スタンダード系は入門には最高の道具です。
カリタ ステンレスポット
¥7,149
容量:700ml
一番スタンダードなもので私も使っています。
錆が発生しにくく、変形にも強いので特別な手入れは必要ないです。
ガスコンロで直接火にかけると取っ手が熱くなるので注意しましょう。
IHで保温や温め直しすることができるのでとても便利です。
カリタ 銅ポット
¥14,500
容量:600ml
独特の風合いが特徴的なカリタの銅製ポットです。
しっかりと手入れすれば長く使うことができ、使い込むほど味が出ます。
銅製ポットは熱効率が高く、比較的短い時間でお湯を沸かせるほか、水の味を変えない材質なのでコーヒー本来の美味しさを楽しめます。
お湯を沸かす際は、ノズルの付け根が熱せられるとお湯が飛び散る恐れがあるため、強火は避けるようにしましょう。
職人系
点滴や細く注ぐことにこだわったタイプのドリップポットです。
かなりマニアックな職人系の部類のドリップポットです。
細く注ぐというのは特定の味を引き出すためだけのものなので、その味を求めていない人には全く必要のないものになります。
コーヒーを入れるときに狙った場所にお湯を落とすのですが、どのくらいのお湯の量をそこに当てたいかなどのコントロールが可能になるものが多く、
狙った場所にお湯を当てることができる指向性の強いドリップポットです。
コーヒーの粉の層の内部まで想像する力がある方にはおすすめの器具だと思います。
宮崎製作所 ドリップポット 一杯用0.4L
¥2,934
容量:400ml
取っ手が取れるのでとてもコンパクトになるので、キャンプなどに持って行くのにはとても便利なドリップポットです。
注ぎ口はお湯を細く、静かに注ぐことのできる直径7mmの極細口を採用しています。
注ぎ口先端部の内面を研磨しているため、湯切れがよく、イメージ通りに注ぐことができます。
旅先で濃厚なコーヒーを入れたい時にはおすすめの器具です。
燕人の匠 ドリップポットHB-8395
¥3,850
容量:390ml
世界も認める燕の職人によって作られた「燕人の匠」シリーズのドリップポットです。
ドリップする際のお湯の量を細かくコントロールできます。
お湯を入れる開口部が広く、洗いやすい形状になっています。
直火や電子レンジには使用できないので注意しましょう。
アーティスト系
かなり幅広い味を出せるタイプのドリップポットです。
自分で味の世界を作り出したい人にはおすすめの器具です。
自分で選んだコーヒー豆の魅力を最大限に引きだしたいときなどに向いています。
共通している特徴としては口が細くないことや口の根元が太いことです。
注ぎ口は鶴口のものが多く、注ぐお湯の量を思い通りにコントロールできるタイプのものです。
また、根元が太いことでお湯の出方と強さがかなり違ってきます。
太い部分にいったんお湯が溜まり注ぎ口から一滴ずつ落とすなど、一滴のコントロールまでできます。
極限までスピードを遅くすることができることと同時に一気にお湯を注ぐことができるなど、細くもできるし太くもできるなどお湯の量をコントロールできるので、
表現できるコーヒーの幅が広がる器具だと思います。
カリタ ペリカン
¥2,727
容量:1.0L
ホーロー製のドリップポットです。
保温性や耐熱性が高く、何度も注ぎ分けるハンドドリップに適しています。
注ぎ口は鶴口と呼ばれるもので、お湯を細くもできるし太くもできるタイプのドリップポットです。
手頃な価格で表現できるコーヒーの幅が広がる器具だと思います。
野田琺瑯 ランブルポット
¥4,700
容量:1.7L
東京・銀座の名店【カフェ・ド・ランブル】から、 「お湯を1滴、2滴と置くように注ぐことのできる湯口を」という、 こだわりのご依頼を受け実現した、究極のコーヒーポットです。
琺瑯はガラス質なので、衝撃や落とすなどのショックを与えないようにしましょう。
また、 ストーブの上などにのせ長時間煮沸することはさけましょう。
まとめ
今回はコーヒーポットの選び方がわからない人や表現したいコーヒーにあったドリップポットを使い分けたい人に対して、
表現したいコーヒーにあったドリップポットの選び方をご紹介してきました。
まとめると以下になります。
■ポット選びでまず押さえたいポイント
・大きさ
・材質
・機能性
・注ぎ口の形状
■表現したいコーヒーにあったドリップポット
・スタンダード系
→入門には最高の道具
[おすすめポット]
■カリタ ステンレスポット
■カリタ 銅ポット
・職人系
→点滴や細く注ぐことにこだわったタイプ
[おすすめポット]
■宮崎製作所 ドリップポット 一杯用0.4L
■燕人の匠 ドリップポットHB-8395
・アーティスト系
→お湯の量をコントロールできるタイプ
[おすすめポット]
■カリタ ペリカン
■野田琺瑯 ランブルポット
ドリップポットにこだわりを持つとドリップコーヒーを入れるのがより楽しくなり、表現できるコーヒーの幅も広がっていきます。
自分の好みのコーヒーにあったドリップポットを探してみましょう。
この記事が自分にあったドリップポットを見つけられる手助けになってくれれば幸いです。
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