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【焙煎初心者必見!】コーヒーの生豆をガラスフタ付き片手鍋で中煎りに焙煎する方法

コーヒー

美味しいコーヒーを飲むためには焙煎してからの日にちがとても重要です。

鮮度の良いコーヒー豆を手に入れたければ、自分で焙煎するのが一番手っ取り早いです。

自分で焙煎することってできるにゃ?

コーヒーの生豆とガラスフタ付き片手なべ、カセットコンロ、タイマーなどがあれば誰でも簡単にコーヒー豆を焙煎することができます

自分の狙った焙煎度合いを求めるには火加減などの慣れが必要ですが、どんな焙煎の仕方をしても美味しいコーヒー豆が作れます。

私は1年間で1000杯以上のコーヒーを飲み続けていますが、片手なべ焙煎を知ってから自分で焙煎することが習慣になりました。

今回はガラスフタ付き片手なべを使った焙煎方法をご紹介します。

とても簡単に始められて、誰でも美味しい焙煎ができるのでぜひやってみましょう。

この記事を読むと以下のことがわかります。

・片手鍋焙煎のメリット・デメリット

・焙煎の基本的な流れ

上記のことがわかります。

自分で焙煎したコーヒー豆は鮮度が良いので、もう他のコーヒーが飲めなくなるほどとても美味しいコーヒーを味わうことができます。

今ある道具で簡単に始められ、ハードルはとても低いのでぜひ自分で焙煎してみましょう。

自己紹介

Bさん@アーキトリック

建築・古代住居・SFを考えることが大好きな一級建築士です。

暮らしに寄り添った建築士として、日々の暮らしに役立つ情報を発信しています。

世界25カ国以上のコーヒー豆を購入し、1年で1,000杯以上のコーヒーを飲み続けています。

現在コーヒーインストラクターの資格を取るべく奮闘中!

コーヒーの魅力や情報を皆さんと共有するべく、ブログやtwitterで情報を発信しています。

片手鍋焙煎のメリット

片手鍋焙煎のメリットは以下になります。

◾️片手鍋焙煎のメリット

・煙の出方がよくわかる

・あったかい空気が逃げない

・火加減はほぼ一定で大丈夫

・焙煎の様子がわかりやすい

・使う道具が安価に揃えられる

煙の出方がよくわかる

濃い煙が出たらハゼるサインです。

ガラスフタなので煙の出方がよくわかります

煙の出方や豆の色などを確認しながら、火加減を調節したり、鍋の振り方を変えたりできます。

コーヒー豆の様子を確認しながら焙煎できるのっていいですよね。

あったかい空気が逃げない

片手鍋の焙煎方法は、網の焙煎と違い水蒸気を含んだあったかい空気を利用して焙煎する方法になります。

1ハゼまではガラスフタを閉めたままなので、水蒸気を含んだあったかい空気が逃げません。

なので、1ハゼまでどんどん鍋の中のコーヒー豆をあたためてくれます。

1ハゼまでの時間が短くできるのがこの焙煎方法の良いところだと思います。

火加減はほぼ一定で大丈夫

火加減はほぼ一定で大丈夫です。

ただし、2ハゼ直前の見極めの際には火を弱めたりします。

カセットコンロなので火加減のコントロールはとても簡単にできます。

直火焙煎の場合も火加減をコントロールするのではなく、火からの距離で調節していきます。

前述しましたが、ガラスフタ付き片手鍋での焙煎はあったかい空気が逃げないので、

直火焙煎のあたたかい空気のカーテンを意識することなく気軽に焙煎できます。

焙煎の様子がわかりやすい

ガラスフタなのでコーヒー豆の焙煎の様子がとてもわかりやすいです。

コーヒー豆の色を確認しながら、鍋の振り方を変えたり、カセットコンロに置く時間を長めにとったり簡単に調節することができます。

水蒸気やチャフがふたについてしまうので見えずらくはなりますが、それでも色は確認できます。

小さい開口しかない焙煎機も多いので、ガラスフタ付き片手鍋の方が焙煎の様子がわかりやすくて使いやすいと思います。

使う道具が安価に揃えられる

焙煎に使う道具はガラスフタ付き片手鍋とカセットコンロ、タイマーくらいです。

片手鍋もダイソーの片手鍋φ16cm(550円)で十分に使えます。

キッチンにあるガスコンロだと温度センサーがついているために火が弱まってしまう場合があるので、カセットコンロがいいと思います。

IHでも鍋を温めるだけなのでできますが、鍋ふりのときにIHのガラス表面を傷めないように注意しましょう。

片手鍋焙煎のデメリット

片手鍋焙煎のデメリットは以下になります。

◾️片手鍋焙煎のデメリット

・良質な生豆が手に入りづらい

・焙煎するのが面倒くさい

・狙った焙煎度合いにならない

良質な生豆が手に入りづらい

片手鍋焙煎のデメリットは、良質な生豆が手に入りづらいことです。

コーヒーの生豆の品質に定評があるユーエスフーズ(株)では、個人での取引や小分けの購入にはハードルが高いです。

私はいつも松屋珈琲で購入していますが、正直なところ品質は並です。

Amazonで買えるコーヒーの生豆についてはこちらの記事をご参照ください↓

良質なコーヒーの生豆を手に入れようとするとやはりお値段が高くついてしまい、コスパが悪くなってしまいます

また、通販だとサンプルがないので失敗するリスクがあります。

焙煎するのが面倒くさい

片手鍋焙煎のデメリットは、焙煎するのが面倒くさいことです。

会社勤めで忙しい人だと、家に帰ってから生豆を焙煎する気力が残っていない場合もあります。

私も夏場の焙煎はやりたくないのが正直なところです。

また、アイスコーヒーは大量に焙煎したコーヒー豆が必要になるので、焙煎してもすぐになくなってしまうなんてことになります。

手間と時間をかければ美味しいコーヒーが飲めるとわかっていても、なかなかできないのが人間というものでしょうw

狙った焙煎度合いにならない

片手鍋焙煎のデメリットは、狙った焙煎度合いにならないことです。

狙った焙煎度合いにするには、ある程度練習が必要になります。

また、室温や生豆の保存状況によっても焙煎時間が変わるので、慣れないと失敗してしまいます

自分が飲む分なら失敗してもいいのですが、お客さんにお出しするコーヒーはそうはいかないです。

私も同じ種類の生豆で44回チャレンジして、やっと狙い通りの焙煎ができるようになりましたw

納得のいく焙煎度合いにするには、それなりに時間とお金がかかります

焙煎の基本的な流れ

焙煎の基本的な流れは「煎りたてハマ珈琲」の片手なべ焙煎のyoutube動画をご参照ください↓

【片手なべ焙煎】コロンビア・マグダレナ・スプレモ 中煎り

片手なべでも簡単に焙煎する基本的な流れが見れます。

この動画を見て片手なべ焙煎を始めた人も多い(私もその1人です)と思います。

焙煎度合いとハゼ方の関係

焙煎度合いとハゼ方の関係は上のグラフになります。

今回は中煎りを目標にするので2ハゼの直前で焙煎をやめます

コーヒー豆の表情をよく観察するとハゼるタイミングが予測できるようになります。

中煎りの目標は

・1ハゼ:10分以内

・消化:15分以内

を目指します。

焙煎時間が短いと生焼けになったり、焙煎時間をかけすぎると酸味が強いく出てしまったりします。

中煎りは2ハゼの直前をどう見極めるかで味わいが大きく変わってしまいます。

火加減をうまくコントロールして均一な色に仕上がるように何度もチャレンジしましょう。

コーヒーの生豆の取り寄せ方

コーヒーの生豆はネットで取り寄せることができます。

おすすめするのは松屋珈琲の生豆です。

松屋珈琲は生豆通販の専門店でアマゾンでも簡単にお取り寄せすることができます。

Amazonより

松屋珈琲:コロンビアのスプレモ (1kg袋)
¥2,010

コロンビアのスプレモは豆の大きさ(スクリーンサイズ)により等級がつけられており、欠陥のある生豆がとても少ないです。

1キログラム2,000円弱なので、125gずつ焙煎しても8回は焙煎できる計算になります。

125g焙煎すると大体100g弱の中煎りのコーヒー豆ができます。

マグカップ200ccのコーヒー1杯分が14gなので、56杯分のコーヒー豆が焙煎できます。

コーヒー1杯あたり36円程度で、生豆から自分で焙煎すると鮮度の良い美味しいくてコスパの良いコーヒーを飲むことができます。

生豆の状態だと長期で保存できます

週末に次の週の分のコーヒー豆を焙煎をして、あとは冷蔵庫に生豆のまま保存すれば2ヶ月は楽しめます。

使用する道具

使用する道具は以下になります。

・片手なべ:φ16cm(ダイソー)又はφ18cm

・カセットコンロ

・キッチンスケール

・タイマー

・ボウル

・ザル

・うちわ

片手なべはダイソーの550円で売っているφ16cmのものが一番使いやすいです。

私は家にあるφ18cmの鍋を使用しています。

カセットコンロはイワタニのカセットフー プチスリムIIを使用しています。

イワタニのカセットフー プチスリムII
¥4,237

使用するときにカセットガスが半分はみ出てしまいますが、器具自体がコンパクトに収納できるのでかなり重宝しています。

キッチンスケールはコーヒースケールを使用しています。

このコーヒースケールはドリップコーヒーを入れるときに自動計測モードがあるのでとても便利です。

詳しくはこちらの記事をご覧ください↓

タイマー、ボウル、ザル、うちわはダイソーの100円均一で十分です。

タイマーは焙煎過程の目標時間を測るのに必要です。

スマホのタイマーでも十分だと思います。

実際に中煎りを狙ってやってみる

コーヒーの生豆はコロンビアのマグダレナ・スプレモを使用します。

煎りたてハマ珈琲で購入しました。

煎りたてハマ珈琲は焙煎の鮮度をとて重要視しているお店です。

ここのお店で購入したエチオピアの浅煎りは絶品でした。

焙煎の手順は以下になります。

・ガラスフタ付き片手鍋を予熱する

・生豆を投入する

・煙が出て1ハゼが鳴り出す

・蓋を開閉と鍋を振るのを繰り返す

・煙が出て2ハゼの鳴り出す前で止める

・コーヒー豆をザルに移し冷えたら完成

ガラスフタ付き片手鍋を予熱する

ガラスフタ付き片手鍋を予熱しましょう。

カセットコンロは中火くらいでいいと思います。

1分くらい鍋を温めたら生豆を入れる準備をしましょう。

生豆を投入する

生豆を投入する前に重さを測っておきましょう。

生豆を投入したらタイマーをスタートしましょう。

・鍋を振り→カセットコンロに置く

をひたすら繰り返します。

フタに水蒸気が発生しますが気にせずに鍋を振ります。

煙が出て1ハゼが鳴り出す

ガラスフタは閉めたまま

・鍋を振り→カセットコンロに置く

を繰り返します。

鍋には水蒸気が発生してくもり始めます。

そのうちチャフがガラスフタにくっ付きます。

順調にいけば8分くらいで1ハゼが起こります。

煙が出てきてパンという音が3回くらい鳴ったら1ハゼのサインです。

蓋を開閉と鍋を振るのを繰り返す

1ハゼが狙い通りに8分前後にできました!

1ハゼで煙が出てきたら、

鍋を振る→カセットコンロに置く→蓋を開閉する

をひたすら繰り返し行います。

1ハゼの煙が出なくなるり、豆の色もどんどん変わっていきます。

中煎りは2ハゼの直前で止めるので、コーヒー豆の表情をよく観察しましょう。

再び煙が出始めたら2ハゼのサインです。

火力を調整してコーヒー豆を均一な色にするように鍋を振りましょう。

煙が出て2ハゼの鳴り出す前で止める

煙が出始めたら火を弱めて均一な色になるまで鍋を振ります。

最後2ハゼの直前まで引っ張れるかで中煎りのおいしさが変わってきます

こればかりは慣れが必要ですね。

トータルの時間も11分となかなかいい焙煎時間だと思います。

コーヒー豆をザルに移し冷えたら完成

コーヒー豆をザルに移してチャフを飛ばします。

豆自体がかなり熱いので火傷には気をつけましょう。

うちわで下からあおぐとチャフも飛んで豆を冷やすことができます。

私は焙煎ログとしてその時の焙煎の記録をとっています。

とっている記録は以下になります。

・焙煎前の重量

・焙煎後の重量

・焙煎指数

・1ハゼの時間

・2ハゼの時間

・消化の時間

焙煎指数は、

【焙煎前の重量÷焙煎後の重量】

です。

この焙煎指数があれば次回にどのくらいを焙煎するのかわかったり、焙煎具合を確認することができます。

ちなみ焙煎指数による焙煎度合いは以下になります。

・浅煎り:焙煎指数1.10-1.15

・中煎り:焙煎指数1.15-1.18

・中深煎り:焙煎指数1.18-1.20

・深煎り:焙煎指数1.20 -1.25

今回の焙煎指数は1.1769だったので中煎りにしっかりと焙煎できました。

まとめ

今回は片手鍋焙煎する方法を知りたい人や自分で焙煎して美味しいコーヒーを飲みたい人に対して、

コーヒー豆をガラスフタ付き片手なべで簡単に焙煎する方法(中煎り編)をご紹介してきました。

まとめると以下になります。

◾️片手鍋焙煎のメリット

・煙の出方がよくわかる

・あったかい空気が逃げない

・火加減はほぼ一定で大丈夫

・焙煎の様子がわかりやすい

・使う道具が安価に揃えられる

◾️片手鍋焙煎のデメリット

・良質な生豆が手に入りづらい

・焙煎するのが面倒くさい

・狙った焙煎度合いにならない

■焙煎度合いとハゼ方の関係

■焙煎の手順

・ガラスフタ付き片手鍋を予熱する

・生豆を投入する

・煙が出て1ハゼが鳴り出す

・蓋を開閉と鍋を振るのを繰り返す

・煙が出て2ハゼの鳴り出す前で止める

・コーヒー豆をザルに移し冷えたら完成

コーヒー豆が冷えてからドリップしてみました。

やはり鮮度がいいのでコーヒー粉の膨らみ方が違いますね。

自分で焙煎したコーヒー豆は鮮度が良いので、もう他のコーヒーが飲めなくなるほどとても美味しいコーヒーを味わうことができます。

今ある道具で簡単に始められ、ハードルはとても低いのでぜひ自分で焙煎してみましょう。

この記事が少しでも自分でコーヒー豆を焙煎する人のお役に立てれば幸いです。

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