やっぱり睡眠が大事！統合失調症と診断された私が回復した方法

仕事や人間関係で精神的に追いこまれると人間は精神を壊してしまいます。

妄想や幻聴がひどくなり普通の日常生活が送れなくなったら、

統合失調症になっていないのか疑った方がいいと思います。

私は統合失調症を2度発病しました。

1度目は2006年5月、2度目は2016年9月です。

私の場合を振り返ると、精神的に追いこまれてしまい

「会話が盗聴されている」

「生活しているところを盗撮されている」

などの妄想から始まりました。

統合失調症ってなに？

統合失調症は、妄想や幻聴がひどくなりこころや考えがまとまりづらくなってしまう病気です。

そのため気分や行動、人間関係などに影響が出て普段は普通にできることができなくなってしまいます。

今回の対象者は以下の人たちに向けて記事を書いています。

・統合失調症を治す方法がわからない人

・睡眠不足で妄想や幻聴に悩まされている人

上記の方々に対して、私の場合の統合失調症になった原因や症状がひどくなってしまった時の対処法などをご紹介します。

この記事が統合失調症を自覚してしっかりと治療するきっかけになってくれれば幸いです。

自己紹介
私の場合の統合失調症について
統合失調症を治すには
統合失調症にならないためには
まとめ

自己紹介

Bさん@アーキトリック

建築・古代住居・SFを考えることが大好きな一級建築士です。

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私の場合の統合失調症について

私の場合の統合失調症について覚えている範囲で振り返ってみます。

統合失調症とは？

統合失調症は、脳の様々な働きをまとめることが難しくなるために、幻覚や妄想などの症状が起こる病気です。

統合失調症には、健康なときにはなかった状態が表れる陽性症状と、健康なときにあったものが失われる陰性症状があります。

陽性症状は、幻覚と妄想がひどくなり、周りの人には聞こえない声が聞こえる幻聴などの症状があります。

陰性症状は、意欲の低下、感情表現が少なくなるなどの症状があります。

日本での統合失調症の患者数は約80万人といわれています。

統合失調症は時代や人種を問わず約100人に1人が発症する病気です。

決して少なくない数字です。それだけ、統合失調症は身近な病気といえます。

私の場合の原因について

最初に統合失調症の症状が出たのは、仕事によるストレスや睡眠不足が原因です。

当時、東京の大手設計事務所から引き抜きがあり、その設計事務所で頑張り過ぎてしまったからだと思います。

静岡からトランクケースひとつ持ってホテルやウィークリーマンションの慣れない生活を送りながら、毎日徹夜続きで仕事をこなしていました。

脳を休める暇もなく常に100%フル稼働しているような状態だったと思います。

2度目の症状が出た時は、正直いまでも原因がわかりません。

当時は発掘調査の副業を始めたばかりで、発掘作業中に人骨が発見されたのがきっかけになったと思います。

私はあまり幽霊など信じない方だったのですが…

その土地に棲み着いた地霊に取り憑かれてしまったのだといまでは考えています。

自分の妄想が原因で地霊というものを生み出してしまい、1週間以上眠れなくなりました。

そして地霊に取り憑かれたように妄想がひどくなり、治っていた統合失調症が再発してしまったのだと思います。

私の場合の症状について

私の場合はどちらも妄想がひどくなったり、幻聴が聞こえる陽性症状でした。

最初の時は「会話が盗聴されている」「生活しているところを盗撮れている」から始まり、

「頭で考えていることがバレてしまっている」という妄想に発展していきました。

常に誰かに監視されているという妄想がひどくなってしまった時に、

「こう考えている自分で何が悪いの？人間だもの…w」

というように、相田みつおバリに開き直ることにしたらとても気が楽になりました。

それからも妄想は続いたのですが…

最後の方は考えれば考えただけ物事がわかってしまう悟りに近い境地に達していました。

当時に書かれているノートには「人間とは何か?」や「空間とは?」など様々な分野についての考えが綿密に書かれています。

2度目の症状が現れた時は、日常の何気ない物音が言葉として変換されて伝わってくることから始まりました。

例えばテーブルにコップを置くときの物音が、

「ガチャン」→「やるの？」

など、考えていることと連動して言葉に変換される幻聴？のようなものが始まりだったと思います。

朝、雀の鳴く声が会話として聞こえたり、

自分の内臓の音が言葉として聞こえたりしていました。

そのうちに、頭の中で言葉を使って会話しながら考えるようになり、脳みそフル稼働の状態になってしまいました。

この時の考えていた妄想については私の過去のブログやツイッターに記してありますw
(私のTwitterアカウントで［こころの記憶］と検索すると出てきます)

この時も悟りに近い境地に行きましたが、

最後はUFOが宇宙に帰っていく幻覚？を見て症状は治まっていきました。

※発病している時の症状については、ここでは書ききれないとても貴重な体験だったので、また別の記事で書きたいと思います。

統合失調症を治すには

統合失調症を治すには以下のことをやることで症状が改善されると思います。

・精神科のある病院に行く

・薬を処方してもらう

・しっかりと睡眠をとる

精神科のある病院に行く

統合失調症のような症状が出たら精神科のある病院に行って診断してもらいましょう。

自分自身の妄想に支配されている時に冷静に自分が病気になっていると自覚できないのが精神的な病の難しいところだと思います。

幻聴や誰かに監視されているという妄想がひどくなると、頼まれたことをすぐ忘れるなどの記憶障害や人の話が理解できなくなったりします。

精神科のある病院に行くのは自分のこころの弱さを認めてしまうことなので、自尊心が傷ついてしまうかもしれませんが…

精神的なストレスを強いいられれば誰しもがなりうる病気なので、まずはしっかりと精神科のある病院に行き診断してもらうようにしましょう。

薬を処方してもらう

精神科のある病院で薬を処方してもらいましょう。

統合失調症は薬を飲んでしっかりと睡眠をとることで治る病気だからです。

私の場合は

・リスペリドン:2mg×2錠
・ジアゼパム:5ｍg

を20日分で処方してもらっています。

実際には自然に眠れない時に１日分の半分の量

・リスペリドン:2mg
・ジアゼパム:2.5mg

を飲むようにしているので20日分の処方で3ヶ月以上はもちます。

自然に眠れるのであれば薬を飲まないようにしているのは、

この薬を飲むと朝の目覚めが悪くなるためです。

しっかりと睡眠をとる

統合失調症になったらしっかりと睡眠をとりましょう。

最初は妄想で頭の中がいっぱいになってしまい、考えることをやめられないと思います。

そんな時は座禅を組んで何も考えずにいる時間を徐々に長くしていくことで、考えることをやめられるようになります。

私の場合はタバコを吸ってボケ〜とすることでも考えを止めることができます。

寝る時もその要領でなるべく考えないようにするか、

逆にタイマーをつけてラジオやPodcastを聞き流すようにするといつの間にか眠っています。

しっかりと睡眠をとりさえすれば発病することはないので自分に合った睡眠方法を見つけましょう。

私が実践している睡眠をとるためにやるべきことについてはこちらの記事をご参照ください↓

統合失調症にならないためには

精神的に病んでしまうと人によって治りづらかったり社会生活ができなくなったりと色々な問題があるので、統合失調症にならないのが一番です。

統合失調症にならないためには以下のことに注意しましょう。

・自分を追い込まない

・睡眠不足に注意する

・働く環境を変える

自分を追い込まない

統合失調症にならないためには自分を追い込まないようにしましょう。

自分を追い込みすぎると精神的なストレスが大きくなり眠れなくなるためです。

私も仕事に対して集中してしまう傾向があり、思い通りにいかないと精神的なストレスを感じてしまいがちです。

自分を追い込まないと成長しないんじゃにゃい？

確かに身につけたいスキルや達成したい目標があった場合は、ある程度は自分を追い込むことは必要だと思います。

しかしながら、精神的に病んでしまうほど自分を追い込みすぎると逆にいいアイデアが生まれなかったり、仕事の効率が低下したりします。

仕事は自分のできる能力の7割で行い3割は余力として残しておく心構えが必要だと思います。

全体の能力が底上げできれば7割の能力でも十分にできるようになるからです。

自分を追い込みすぎる傾向がある人はしっかりと自覚して自分を追い込まないようにしましょう。

睡眠不足に注意する

統合失調症にならないためには睡眠不足に注意しましょう。

睡眠不足になると脳を休めることができなくなり、眠れない自分に対してもストレスを感じるようになるからです。

私も学生の時は眠らずに徹夜で課題を仕上げたり、論文を書いたりしていましたが、

睡眠不足になると仕事の能率が悪くなるので今はしっかりと睡眠をとるようにしています。

そんなこと言ってもこの仕事明日までにやらなければにゃらにゃいんだけど？

確かに仕事には期日があり徹夜しないと間に合わないこともあります。

しかしながら、それ以前に計画的に仕事を組み立てたり、徹夜したとしてもその後でしっかりと休養をとることで脳を休めることができると思います。

徹夜しなくてもいいように仕事の取り方を変えたり、計画的にタスク管理することで睡眠不足にならないように注意しましょう。

働く環境を変える

統合失調症にならないためには働く環境を変えましょう。

働く環境がブラックな場合はいくら計画的にタスク管理しても無駄だからです。

私も実際にブラックな職場にいたので、次から次へとやらなければならない仕事が出てきてとても苦労しました。

しかしながら、建築士として独立することで働く環境を変え、ストレスなく自分の思い通りに働くことができています。