しっかりと急冷式のレシピを考えれば、自宅でもカフェのような美味しいアイスコーヒーを作ることができます。

急冷式のアイスコーヒーは薄くにゃらにゃいの?
氷で薄まることを考えてレシピを考えるので、しっかりと濃いアイスコーヒーを作ることができます。
私は1年間で1000杯以上のコーヒーを飲み続けていますが、
急冷式のアイスコーヒーを入れる場合は今回ご紹介するレシピでアイスコーヒーを楽しんでいます。
ハリオV60は浅煎りコーヒーに向いているドリッパーですが、お湯の注ぎかたで濃ゆいコーヒーを入れることができます。
この記事を読むと以下のことがわかります。
・急冷式のアイスコーヒーの入れかた
・急冷式アイスコーヒーのレシピの考え方
上記のことがわかります。
夏場にはサッと美味しい急冷式のアイスコーヒーが作れればお客さが喜んでくれます。
今回ご紹介するレシピは2杯、3杯どりでも応用が効くように考えています。
美味しいアイスコーヒーを飲んで夏を乗り切りましょう!
自己紹介

Bさん@アーキトリック
建築・古代住居・SFを考えることが大好きな一級建築士です。
お客さんに最高のおもてなしをとコーヒーの勉強してたら、自分がコーヒーの沼にどっぷりとハマりましたw
今では片手鍋で自家焙煎を楽しんでいます。
世界25カ国以上のコーヒー豆を購入し、1年で1,000杯以上のコーヒーを飲み続けています。
やっとコーヒーインストラクター2級の資格を取りました!
コーヒーの魅力や情報を皆さんと共有するべく、ブログやtwitterで情報を発信しています。
急冷式のアイスコーヒーとは?

まずは急冷式のアイスコーヒーとはどのようなものかやメリット、デメリットを考えてみましょう。
急冷式とは
急冷式とは熱湯で抽出したコーヒーを氷を入れたサーバーに直接ドリップして急速に冷やす方法です。
通常のアイスコーヒーよりも豊かな味わいや香りを楽しむことができます。
他の方法として氷を入れないでサーバーを間接的に氷で冷やす方法や、ドリップしたてのサーバーを冷蔵庫で急冷する方法などがあります。
氷の入ったサーバーに直接ドリップするので短時間でアイスコーヒーを作りたい時にとても便利な方法になります。
急冷式のアイスコーヒーのメリット
急冷式のアイスコーヒーのメリットは以下になります。
◾️急冷式のアイスコーヒーのメリット
・コーヒーの香りや風味が豊か
・短時間でアイスコーヒーができる
・味わいがまろやかでバランスがいい
氷を入れたサーバーに直接ドリップするためコーヒーの香りや風味がとても豊かになります。
また、短時間で美味しいアイスコーヒーが作れるのも魅力的です。
ドリップコーヒーは入れたてが美味しいので氷で急速に冷やすと味わいがまろやかでバランスが取れたアイスコーヒーを作ることができます。
ドリップコーヒーは最初の方に抽出された液体にコーヒーの旨味が濃く凝縮されています。
この液体を氷で薄めることでちょうど良い濃さのアイスコーヒーを作ることができます。
急冷式のアイスコーヒーのデメリット
急冷式のアイスコーヒーのデメリットは以下になります。
◾️急冷式のアイスコーヒーのデメリット
・氷の量が多いと薄まってしまう
・コーヒーの濃さの調節が難しい
・コーヒードリッパーの特徴に左右される
急冷式のアイスコーヒーは溶けた氷によって希釈されるため、分量をしっかりと計らないと味が薄まってしまう可能性があります。
また、ドリッパーによって抽出されるコーヒーの濃さが違うので調節が難しいというデメリットがあります。
ハリオv60の場合はお湯を数回に分けて注ぐことにより濃い濃度のコーヒーを抽出することができます。
美味しいアイスコーヒーにするポイント

美味しいアイスコーヒーにするポイントは以下になります。
◾️美味しいアイスコーヒーにするポイント
・3分以内に抽出を終える
・なるべく濃く抽出する
・鮮度の良いコーヒー豆を選ぶ
3分以内に抽出を終える
美味しいアイスコーヒーにするには3分以内に抽出を終えることです。
3分より長くなってしまうと雑味やネガティブな苦味が多く抽出されてしまうからです。
3分以内に抽出を終えるにはコーヒー粉の粒度も関係してきます。
中挽きか中粗挽きくらいの粒度にしてお湯の抜けをよくしましょう。
なるべく濃く抽出する
美味しいアイスコーヒーにするにはなるべく濃く抽出することです。
氷で薄まることを考えると濃く抽出しないとちょうど良い濃度にならないからです。
ハリオV60の場合は数回に分けてお湯を注ぐと濃い濃度のコーヒーが抽出できます。
お湯が落ちきったらお湯を注ぐを繰り返すとコーヒー粉に新たに浸透圧がかかってコーヒーのエキスが抽出されるからです。
なるべく濃くなるように抽出しましょう。
鮮度の良いコーヒー豆を選ぶ
美味しいアイスコーヒーにするには鮮度の良いコーヒー豆を選ぶことです。
鮮度の良いコーヒー豆でないとコーヒーの香りが良くなかったり、ネガティブな苦味があったりとあまり美味しいアイスコーヒーにならないからです。
アイスコーヒーは深煎りのコーヒー豆を好む人が多いのですが、浅煎りや中煎りのコーヒー豆でも美味しいアイスコーヒーができます。
深煎りのコーヒー豆だと苦味が強いので鮮度が誤魔化せるといった思惑もあるのでしょうw
急冷式アイスコーヒーのレシピの考え方

急冷式のアイスコーヒーのレシピの考え方は以下になります。
◾️急冷式アイスコーヒーのレシピの考え方
・氷の量は注ぐお湯の1/3が目安
・注ぐお湯の量はコーヒー粉の量の7.5倍
・お湯の温度は90℃以上の高温
氷の量は注ぐお湯の1/3が目安
急冷式のアイスコーヒーを作る時は、サーバーに入れる氷の量は注ぐお湯の1/3が目安になります。
マグカップ1杯分のアイスコーヒーを作る場合、200gなので注ぐお湯の量は230gとなります。
230g×1/3=76.66
氷の量は約75gを先にコーヒーサーバーに入れておきましょう。
注ぐお湯の量はコーヒー粉の量の7.5倍
急冷式のアイスコーヒーを作る時は、注ぐお湯の量はコーヒー粉の量の7.5倍が目安になります。
マグカップ1杯分のアイスコーヒーを作るには、先にコーヒーサーバーに入れた75gの氷があるので抽出する量は155gになります。
コーヒー粉の量の7.5倍が155gになるように計算すると、
230g-75g=155g
155g÷7.5=20g
コーヒー粉20gに対して注ぐお湯の量は155gとなります。
先に入れた氷75gと合わせて230gになるまでお湯を注ぐと、抽出量200gのアイスコーヒーができます。
お湯の温度は90℃以上の高温

急冷式のアイスコーヒーを作る時は、お湯の温度は90℃以上の高温でお湯をそそぎましょう。
アイスコーヒーは冷たいので苦味や酸味が感じにくくなります。
注ぐお湯の温度を高温にするとコーヒーの成分を十分に抽出できるので、しっかりとした味わいになります。
今回使用する道具
使う道具は以下になります。
・ドリッパー:ハリオV60
・コーヒーミル:タイムモアのC2max
・コーヒースケール:タイムモアのBlackMirrorBasic
・ドリップポット:珈琲考具のツードリップポットPro
ドリッパー:ハリオV60

HARIO (ハリオ) V60 透過 コーヒードリッパー 1~4杯用
¥490
どこのホームセンターでも取り扱っています。
値段も安いので手軽に手に入れることができます。
コーヒーミル:タイムモアのC2max

タイムモアのC2max
¥11,610
クリック数は16〜18クリックが中細挽きになります。
アイスコーヒーはなるべく細めに引いた方がコーヒーの成分が濃く抽出できます。
タイムモアのC2maxについて詳しくはこちらの記事をご参照ください↓
コーヒースケール:タイムモアのBlackMirrorBasic

タイムモアのBlackMirrorBasic
¥7,040
しっかりとコーヒースケールで計って入れないと美味しいアイスコーヒーを入れるのが難しいと思います。
美味しいアイスコーヒーは氷とドリップされたコーヒーの濃度とのバランスがとても重要なので、最初はコーヒースケールでしっかりと計って作りましょう。
タイムモアのBlackMirrorBasicについて詳しくはこちらの記事をご参照ください↓
ドリップポット:珈琲考具のツードリップポットPro

珈琲考具のツードリップポットPro
¥6,050
このドリップポットは本当に真下に落ちるので点滴法で狙った位置にお湯を注ぐことができます。
珈琲考具のツードリップポットProについて詳しくはこちらの記事をご参照ください↓
今回使用する急冷式のレシピ
今回使用する急冷式のレシピは以下になります。
◾️急冷式のレシピ
・コーヒー豆:エチオピア・イルガチェフェ・ウォッシュド
・コーヒー粉:20g
・注ぐお湯の量:155g
・お湯の温度:96℃
・氷の量:75g
・抽出量:200g
ドリップ方法は以下になります。
◾️ドリップ方法
・0:30|30gスプーンでかき混ぜる
・1:00|60g
・1:30|90g
・2:00|120g
・2:30|155g
エチオピア・イルガチェフェは焙煎日から5日くらいの鮮度です。
焙煎度合いは中煎りです。
エチオピア・イルガチェフェは浅煎り〜中煎りにするとフローラルな香りを楽しめます。
使うドリッパーはハリオV60です。
お湯を注いだら落ちるまで待ち、またお湯を注ぐを30gずつ4回繰り返します。
お湯が落ちきったらお湯を注ぐを繰り返すとコーヒー粉に新たに浸透圧がかかってコーヒーのエキスが抽出されます。
ハリオV60で実際に入れる手順
では実際にハリオV60で急冷式のアイスコーヒーを作っていきましょう。
◾️ハリオV60で実際に入れる手順
・コーヒーミルで中細挽きにする
・サーバーに氷を75g入れる
・お湯を30gで30秒蒸らす
・スプーンでかき混ぜる
・お湯を30gで30秒おきに注ぐ
・氷を撹拌する
・氷の入ったコップに注いで完成
コーヒーミルで中細挽きにする

タイムモアのC2maxならクリック数は16〜18クリックが中細挽きになります。
中細挽きにすることでコーヒーの成分をより多く抽出することができます。
細挽きにするとドリップする時間が何がくなるので大体3分程度でドリップできる細かさに挽くようにしましょう。
サーバーに氷を75g入れる

先にサーバーに氷を約75g入れます。
氷は冷蔵庫の製氷器で作った物でもいいのですが、カルキの匂いが気になる方はコンビニなどで市販されている氷を使いましょう。
お湯を30gで30秒蒸らす

お湯を30g注いで30秒蒸らしましょう。
鮮度の良いコーヒー粉の場合はガスが多く発生するのでしっかりとガス抜きをしましょう。
スプーンでかき混ぜる

30gのお湯を注いだらスプーンでかき混ぜるとコーヒー粉全体にお湯を行き渡らせることができます。
コーヒー粉をお湯で湿らせるとコーヒー粉が膨らみ表面積が大きくなります。
表面積が大きくなるとお湯と接する面積が増えるので成分がより抽出しやすくなります。
お湯を30gで30秒おきに注ぐ

お湯をなるべくゆっくり注ぎましょう。
落ちきったらしばらく待って、またお湯を注ぐを繰り返しましょう。
氷を撹拌する

お湯を注ぎ終わったらコーヒーが落ち切るまでしばらく待ちましょう。
抽出されたコーヒーと氷を撹拌して均一な濃さのアイスコーヒーにします。
氷の入ったコップに注いで完成

最初に入れた氷が溶けてもまだ生暖かいので、氷の入ったコップにアイスコーヒーを注いでかき混ぜて冷やしましょう。
氷でアイスコーヒーが冷えたら完成です。
まとめ
今回はハリオV60で美味しい急冷式のアイスコーヒーを入れる方法をご紹介してきました。
まとめると以下になります。
◾️急冷式のアイスコーヒーのメリット
・コーヒーの香りや風味が豊か
・短時間でアイスコーヒーができる
・味わいがまろやかでバランスがいい
◾️急冷式のアイスコーヒーのデメリット
・氷の量が多いと薄まってしまう
・コーヒーの濃さの調節が難しい
・コーヒードリッパーの特徴に左右される
◾️美味しいアイスコーヒーにするポイント
・3分以内に抽出を終える
・なるべく濃く抽出する
・鮮度の良いコーヒー豆を選ぶ
◾️急冷式アイスコーヒーのレシピの考え方
・氷の量は注ぐお湯の1/3が目安
・注ぐお湯の量はコーヒー粉の量の7.5倍
・お湯の温度は90℃以上の高温
◾️急冷式のレシピ
・コーヒー豆:エチオピア・イルガチェフェ・ウォッシュド
・コーヒー粉:20g
・注ぐお湯の量:155g
・お湯の温度:96℃
・氷の量:75g
・抽出量:200g
◾️ドリップ方法
・0:30|30gスプーンでかき混ぜる
・1:00|60g
・1:30|90g
・2:00|120g
・2:30|155g
◾️ハリオV60で実際に入れる手順
・コーヒーミルで中細挽きにする
・サーバーに氷を75g入れる
・お湯を30gで30秒蒸らす
・スプーンでかき混ぜる
・お湯を30gで30秒おきに注ぐ
・氷を撹拌する
・氷の入ったコップに注いで完成
夏場にはサッと美味しい急冷式のアイスコーヒーが作れればお客さが喜んでくれます。
今回ご紹介するレシピは2杯、3杯どりでも応用が効くように考えています。
美味しいアイスコーヒーを飲んで夏を乗り切りましょう!
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