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コーヒーの挽き目とお湯の温度の関係。自分好みのコーヒーを入れるコツとは?

コーヒー

ドリップコーヒーで入れるなら自分の好みのコーヒーを入れたいですよね。

コーヒースケールを買って重さや抽出時間を色々と試すのもいいのですが、

一定の味のドリップコーヒーを入れるには、基本的なことを理解する必要があります。

自分好みのコーヒーを入れるコツってなんだにゃ?

自分好みのコーヒーを入れるコツは、コーヒーを抽出するときのお湯の温度とコーヒー豆の挽き目をしっかりと決めることです。

今回の対象者は以下の人たちに向けて記事を書いています。

・コーヒーを入れるお湯の温度と挽き目がわからない人

・自分に合った美味しいコーヒーを見つけたい人

上記の方々に対して、コーヒーを入れるお湯の温度と挽き目の関係をご紹介します。

この記事が自分に合った美味しいコーヒーを見つけるのにお役に立てれば幸いです。

自己紹介

Bさん@アーキトリック

建築・古代住居・SFを考えることが大好きな一級建築士です。

暮らしに寄り添った建築士として、日々の暮らしに役立つ情報を発信しています。

世界25カ国以上のコーヒー豆を購入し、1年で1,000杯以上のコーヒーを飲み続けています。

現在コーヒーインストラクターの資格を取るべく奮闘中!

コーヒーの魅力や情報を皆さんと共有するべく、ブログやtwitterで情報を発信しています。

お湯の温度とコーヒーの味わいについて

最初はお湯の温度とコーヒーの味わいの関係を見ていきましょう。

お湯の温度とコーヒーの味わい

コーヒー豆から味の成分を抽出するのは「お湯」です。このお湯の温度の違いによって、成分が抽出されるまでの時間にも違いが現れます。

・お湯の温度が「高い」と味の抽出スピードは「早い」

・お湯の温度が「低い」と味の抽出スピードは「遅い」

味の抽出スピードがお湯の温度で変わるのは、コーヒーだけでなく、緑茶や紅茶なども同じです。

お湯が熱ければ熱いほど、素材の成分は素早く出てきます。

お湯の温度が高ければ味が出やすく、低ければ味が出にくくなると紹介しましたが、

コーヒー豆の場合、お湯の温度の違いで「抽出される成分」にも違いが出てきます。

・お湯の温度が「高い」とコーヒーの苦味が出やすくなります。

・お湯の温度が「低い」とコーヒーの酸味が出やすくなります。

コーヒー豆の味を二分するものと言えば、「苦味」と「酸味」です。

産地や品種で特徴はあるものの、焙煎したコーヒーから出てくる成分の「苦味」は抽出されるまでに時間がかかるため、熱いお湯でスピーディーに抽出することで際立ちます。

逆に、「酸味」は、お湯の温度の影響をさほど受けることなく、低いお湯でも抽出されます。

焙煎度合いとお湯の温度

コーヒーの味や香りに影響を与えるお湯の温度の基本をもう一度確認すると、

・お湯の温度が「高い」とコーヒーの抽出が早く、苦味が出やすい

・お湯の温度が「低い」とコーヒーの抽出が遅く、酸味が出やすい

となります。

この基本ルールを応用し、コーヒー豆の焙煎度合いに適したお湯の温度を考えてみると…

深煎りの豆は苦味成分が多いので高い温度で入れるとより苦味が出てしまいます。

また、浅煎りの豆は酸味成分が多いので低い温度で入れるとより酸味が出てしまい、他の苦味や甘味といった成分をうまく抽出できなくなります。

一般的には以下が焙煎度合いに応じたお湯の温度の目安になります。

・浅煎り→92〜90℃

・中煎り→88〜85℃

・深煎り→83℃

バランスの良い味わいのコーヒの温度

豆の焙煎度合いを考えながら、バランスの良い味わいのコーヒーを抽出したいのであれば、次のようなお湯の温度設定がオススメです。

酸味が特徴の「浅煎りコーヒー豆」はお湯の温度は「高め」で入れます

酸味以外の甘味や苦味も抽出することができバランスの良い味わいになります。

苦味が特徴の「深煎りコーヒー豆」はお湯の温度は「低め」で入れます

苦味が抑えられて酸味がしっかりと出るのでバランスの良い味わいになります。

実際には、お湯の温度はコーヒーの味わいの成分をより多く抽出したい時には「高い」温度で設定することが多いです。

豆の鮮度や焙煎してからの期間によってもお湯の温度を調節する場合があるので、そのコーヒー豆に合った温度を自分で探してみましょう。

挽き目とコーヒーの味わい

挽き目とコーヒーの味わいの基本的な関係は以下になります。

・「細かく」挽くと濃くて苦めの味わい

・「荒く」挽くと薄くて軽めの味わい

また、挽き目により抽出スピードをコントロールすることもできます。

・「細かく」挽くと抽出は遅くなる

・「荒く」挽くと抽出は早くなる

前述しましたが、一般的にお湯の温度が「高い」と抽出が「早く」なるのですが、挽き目を細かくすることで抽出速度を遅くすることもできます。

浅煎りコーヒー豆をある程度の時間をかけて抽出したい時は、

お湯の温度は「高く」して挽き目を「細かく」すると狙ったコーヒーの味わいを抽出することができます。

コーヒー豆の挽き方は以下の5種類有ります。

・極細挽き

・細挽き

・中細挽き

・中挽き

・粗挽き

それぞれの特徴を見ていきましょう。

極細挽き(ごくほそびき)

極細挽きの粒度は「上白糖」によく例えられますが、実際の見た目はもう少し細かく、「粉糖のようなパウダー状」になっています。

ここまで細かくなると渋みや苦みが強く出てしまうので、時間のかかるドリップなどの抽出方法には不向きです。

短時間で抽出できるエスプレッソなどがおすすめです。

細挽き(ほそびき)

細挽きは、上白糖とグラニュー糖の中間ほどの粒度です。

極細挽きほどではありませんが、濃い目の味わいになる挽き方です。

水を一滴ずつ注ぎながら、時間をかけて抽出する水出しコーヒーなどに適しています。

中細挽き(ちゅうほそびき)

中細挽きの粒度は「グラニュー糖」ほどで、ペーパードリッパーやコーヒーメーカーなど一般の家庭でよく使われている器具を使った抽出方法に適しています

お湯がコーヒーの粉を通過していく時間などを考慮した上で、最もベーシックな、基準となる粒度と覚えておきましょう。

最も一般的な粒度なので迷ったときは中細挽きがおすすめです。

中挽き(ちゅうびき)

中挽きの粒度は「グラニュー糖とザラメの中間」ぐらいです。

時間をかけて抽出する方法でコーヒーを入れるときに適した挽き方です。

お湯が接している時間が長い場合、細かくしすぎると雑味が出やすくなってしまうので、挽き方を少し粗めにすることでそれを回避しています。

粗挽き(あらびき)

粗挽きの粒度はザラメ糖ほどで、大きめの粒になります。

コーヒーの挽き方では、あまり聞きなれない挽き方かもしれません。

粉とお湯の接触時間が長い場合、かつ、金属フィルターなど目が粗いフィルターを使う場合は粗挽きが適しています。

コーヒーの種類によるレシピ

コーヒーの種類によるレシピは以下になります。

あくまでも私の好みなので自分の好きなコーヒーの味わいを出すための参考になれば幸いです。

浅煎りのドリップコーヒー

・お湯の温度:92〜90℃

・挽き目:中細挽き

・抽出時間:2分(落ち切り3分)

・コーヒー粉:13g

・抽出量:140ml

クリアな味わいの中にコーヒー豆の甘味やコクなどで奥行きを出したいときは最後の一滴まで抽出することをおすすめします。

コーヒー豆の種類や鮮度にもよりますが、酸味だけでなくバランスの良い奥行きのあるフルーティーな味わいになります。

浅煎りのコーヒー豆ならエチオピアがおすすめです。

カカシコーヒー エチオピア 中浅煎り 300g 
¥2,170

エチオピアはモカというコーヒー銘柄が有名な国で、コーヒー発祥の地としても知られています。

遥か昔からコーヒー栽培が行われている国でもあり、特徴的な味はフルーティーさです。

スッキリとした味のコーヒーがとても多く、またモカという華やかなコーヒーを安価に購入できる国でもあります。

中煎りのドリップコーヒー

・お湯の温度:88〜85℃

・挽き目:中挽き

・抽出時間:3分

・コーヒー粉:10g

・抽出量:140ml

中煎りのコーヒー豆は中挽きにして85℃以上のお湯でじっくりとドリップするとコーヒー豆の深みがしっかりと抽出することができます。

同じコーヒー豆でも抽出時間で味わいが変わってくるので、自分の好みのコーヒーを探しながら色々と試してみましょう。

中煎りのコーヒー豆ならブラジルがおすすめです。

カルモデミナス ブラジル 中煎り 200g
¥1,800

ブラジルは世界一のコーヒー大国として知られており、生産量も消費量もトップクラスです。

そんなブラジルのコーヒー豆は、バランスの良い味とナッツのような芳ばしい香りが人気です。

とても飲みやすいため中煎りにするとよりはっきり、美味しさがわかるブラジル産のコーヒーです。

深煎りのドリップコーヒー

・お湯の温度:83℃

・挽き目:粗挽き

・抽出時間:2分

・コーヒー粉:10g

・抽出量:140ml

カフェラテなどミルクを混ぜて飲む場合やアイスコーヒーにする場合は深煎りのドリップコーヒーがおすすめです。

深煎りのコーヒー豆は苦味や雑味が出やすいので低めのお湯で抽出するほうがいいと思います。

デミタスコーヒーの味わいが好きな人は挽き目をもう少し細かくしてゆっくり時間をかけて抽出する方がいいかもです。

深煎りのコーヒー豆ならグァテマラがおすすめです。

コーヒーばかの店 グアテマラ 深煎り 100g 
¥1,030

中央アメリカに位置しているグァテマラもまた、膨大な生産量を誇っているコーヒー大国のひとつです。

農業の輸出は国全体の2/3ほどを占めており、コーヒー栽培などが中でもメインになってきています。

グァテマラ産のコーヒー豆は果実感がとてもしっかりしており、苦味にはチョコレートのように甘く苦い味わいが楽しめます。

まとめ

今回はコーヒーを入れるお湯の温度と挽き目がわからない人や自分に合った美味しいコーヒーを見つけたい人に対して、

コーヒーを入れるお湯の温度と挽き目の関係をご紹介してきました。

まとめると以下になります。

■お湯の温度とコーヒーの味わい

・お湯の温度が「高い」とコーヒーの抽出が早く、苦味が出やすい

・お湯の温度が「低い」とコーヒーの抽出が遅く、酸味が出やすい

■焙煎度合いに応じたお湯の温度の目安

・浅煎り→92〜90℃

・中煎り→88〜85℃

・深煎り→83℃

■挽き目とコーヒーの味わい

・「細かく」挽くと濃くて苦めの味わい

・「荒く」挽くと薄くて軽めの味わい

コーヒーを入れる時はしっかりとレシピを考えて、いつでも同じ味を抽出できるように、

コーヒーを抽出するときのお湯の温度とコーヒー豆の挽き目をしっかりと決めて、自分好みのドリップコーヒーを楽しみましょう。

この記事が自分に合った美味しいコーヒーを見つけるのにお役に立てれば幸いです。

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